東南アジア

東南アジア原産・分布

ファレノプシス KVビューティ

優しく甘いオレンジ色の地にピンクのストライプが入ります。リップは濃いピンク。小ぶりのミディタイプです。白い大きなものから比べれば小さめですが、品質はかなりよく花は肉厚色もはっきりと出ています。蘭を始めトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、日本の夏の気温では毎日のお水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。

 

ファレノプシス ミディタイプ

ミディは小さめのサイズの総称です。茎も花も小ぶりのため、今回のトライアルレッスンのお花の一つとして準備しました。小さな作品でしたらフォーカルに、大きなアレンジやブーケでしたらちょっと中心からずらして使うとよいと思います。チューブを使いエクステンションして利用するのもアイディアです。

単独で楽しむ場合は、茎が短いため花瓶に入れた時花の重みでひっくり返らないよう注意が必要です。花が多い場合はそれだけ水を多く必要とします。もし花びらに元気がなくなってくるようでしたら茎をシャープに斜め切りし、深水で管理してみて下さい。一番下の花を切り落とす、あるいは咲きそうもない先端のつぼみを切り落とすのも有効です。

デンファレ シンガポールホワイト

’シンガポール’と名がついていますが、マレーシアで栽培されている輸入物です。2022年春から急激な円安のためこの花も高値となってしまいました。今回は茎は細身で上部にゆくにしたがって花の間隔があいているもので花数が少なく軽めです。本来はぎっしり詰まっているほうが切り分けて使う分にはよいのですが、長いまま使いたかったので先端が重くないものを探していました。ラッキーにもすぐ見つかりました。花数が少ない分水も落ちにくいのが良いですね。

原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ミスカンサス

ミスカンサス 細長くやわらかな葉で手を切る心配もありません。カールさせて動きを出すこともできますので、ブーケにはとても重宝します。東南アジアや南アジアの暖かなエリアに生息します。イネ科ではなくキジカクシ科(ユリ科)の仲間です。属名はギリシャ語でophis 蛇 とpopon 髭の意味だそうで、日本語でもジャのヒゲなどど呼ばれそのまま「ジャノヒゲ属」となっています。

デンファレ レモングリーン

原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理するといささか長く楽しめます。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

ミスカンサス

ミスカンサス 細長くやわらかな葉です。東南アジアや南アジアのあたたかなエリアに生息します。イネ科ではなくキジカクシ科(ユリ科)の仲間です。属名はギリシャ語でophis 蛇 とpopon 髭の意味だそうで、日本語でもジャのヒゲなどど呼ばれそのまま「ジャノヒゲ属」となっています。

シンピジューム 冬のソナタ

シンピジウムは肉厚でとても丈夫なため一つ一つ切り取って使う事も出来ます。上品でブーケにも人気のお花ですが、手首につけるリストレットにしてみました。手首につけるコサージュは卒業式のプロム(ダンスパーティー)やウエディングなどでポピュラーな花飾りです。欧米では若い女性がつける最初のコサージュです。数輪で豪華なコサージュができますので、花は一本あれば十分です。

シンピジュームはネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなど立派な蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

シンピジウム ミントサワー

お正月を過ぎると気持ちが春に向かってしまい、明るめのシンピジュームを探しました。長いまま真っすぐなアレンジメントに使うため、花はぎっしりと詰まりすぎていないものを選びました。本当はびっしりついているほうが見ごたえあるのですが、少ない量の水ではなかなか管理が難しいです。もし花瓶で楽しむあるいは短くアレンジする目的でしたら茎も太く花数の多い物を選んでください。

ネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなど立派な蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

デンファレ リナホワイト

原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

南国の花ですので暖かい場所を好みます。冬の間は茎を切り戻す程度で何も手入れはいりません。夏気温が25度を超える頃は水をこまめに替え、都度茎を切り戻してください。茎の色が変わったら水中のバクテリアが増えますので、色の変わった所から切り落とし短くしてしまいましょう。

リナホワイトは大きすぎず使いやすいサイズのお花です。長いまま楽しんでも、アレンジメントに入れても重宝します。沖縄県で栽培されています。国産クオリティはいいと思います。