ハイブリッド

人により交配された園芸品種

アイリス レティキュラータ キャサリンホジキン 球根付

早春に咲くアイリス。ペインテットレディと同じグループで、レティキュラータのグループ内のIris histrioides (薄い水色の花)と Iris winogradowii (淡い黄色の花)の掛け合わせです。正式にはIris x histroides ‘Katharine Hodgkin’という表示が望ましいのですが、一般的にはI. reticulata 'Katharine Hodgkin’で流通しています。ペティキュラータはアイリスの小さな種類で、コーカサス山脈周辺のトルコやイラン、イラクやロシアの原産。耐寒性が強く、寒い春先のスノードロップやチオノドクサ(シラーの仲間)やクロッカスなどの咲く頃に開花します。レモンイエローの地が水色の脈が沢山入り下地がほぼ水色になるくらいです。中央付近にわずかに残るレモンイエローとのコントラストも素敵です。春まだ浅い頃から咲きだし悪天候でもあまり花には影響がないとの事。3月購入でしたので、成長が早くあっという間に花が咲いてしまいましたので、1月から2月にかけての利用が良いかもしれません。

ラナンキュラス ラックスケラモス

数年前この花が出たときは1本で500円玉が飛ぶほどの高値でしたが、栽培農家も増えやっとレッスン用のお花として手の届く水準となりました。軽さが魅力でほぼ毎回様々な種類を入荷しています。かなり多くの蕾がついていましたが今咲いている花に栄養を集中される整理してしまいました。咲きそうもない蕾はできるだけ早い段階でカットしてしまいましょう。ラナンキュラスだけでなく他の花も同様です。

ラナンキュラス ラックス(Rax) シリーズは花びらが通常のラナンキュラスより少なく、一重咲あるいは少な目の八重咲で、見た目にも軽いお花です。ラックスシリーズは色も豊富でギリシャ神話からとった素敵な名前の品種が沢山あります。品種改良に携わった綾園芸さんの解説によると、花びらには光沢がありラナンキュラス+ワックスでラックスと命名との事です。

ラックスケラモスもR.アリアドネと同じように開花が進むと色が薄くなるのが特徴で、数日すぎるとほぼ白です。その変化の過程も楽しいものです。茎のかなり下から枝分かれしている為、花のサイズにバリエーションがあり大変使いやすかったです。水はやや多めに管理し、給水フォームでアレンジする場合は水切れさせないようこまめにチェックをしてください。先端に行くにつれ茎は柔らかいためフォームを使うときは優しくお取り扱いです。

バラ アイシャ

大きなヘッドに太い茎、そして艶やかな葉を持つバラを見つけました。このクオリティですがお値段がとてもお手頃。市場で伺った所エクアドルからの輸入との事。初回のブーケレッスンに入れるため試してみる事にしました。遠方からくる花はパッケージの中で蒸れが発生しやすいためよくよく確認しましたが、レッスンの次の日には手元に残した花がバサバサと散ってしまいました。花自体はとても良い物でしたが、距離を移動する間の気温変化での蒸れだと思います。生徒さんには平謝りでした。やはり安い物には落とし穴です。

カスミソウ ベールスター

'ベールスター'はカスミソウの中でももっとも流通量が多いそうです。普段はあまり使わないのですが、ユキヤナギがあまりにも硬く咲きそうもないような予感がしましたので、念の為に購入しました。上に行くほどきれいに広がりフィラーフラワーとして大活躍すると思います。

カスミソウは繊細と思われている方が多いのですが、実際はそのイメージを大きく覆すほど丈夫です。原産地は西アジアから東ヨーロッパ、比較的涼しいエリアで育ちます。当然のごとく気候、特に湿度も少ない秋口から本領発揮です。まだ寒いのでとても長持ちします。

パンジー ジュエリーボックス

園芸品種として1800年代に北ヨーロッパにてサンシキスミレとビオラなどを交配して生まれたようで、今日では数えきれないほどの品種があり、色も緑以外はほとんど出ています。 フローリストが使うパンジーは丈が長めに栽培されているひらひらフリルのフレンチタイプものです。茎が柔らかく吸水フォームには向きません。小さなブーケが一番この花の魅力を出せると思います。一足先に春。この時期沢山使いたいお花です。

最近は品質もよくなりぐっと日持ちするようになりました。特別な手入れは不要です。茎を時々切り戻しリフレッシュしてあげましょう。

ラナンキュラス ラックスピュタロス

ラナンキュラスラックスシリーズの一つで大変鮮やかな黄色です。ひらひらとしたデリケートな花びらで蝶が舞うような軽さがあります。寒い時期は2週間位咲き続けます。他の色はクリーム地にピンクや優しいオレンジが乗るもの、ちょっとだけしぶいオレンジ系など豊富になってきました。葉も大きく茎も太い物を選んでください。先端の蕾までじっくりと時間の経過とともに咲いてきます。軽さが欲しい春のアレンジメントやブーケには本当にぴったりな花材です。

ラナンキュラス ラックス(Rax) シリーズは花びらが通常のラナンキュラスより少なく、一重咲あるいは少な目の八重咲で、見た目にも軽いお花です。ラックスシリーズは色も豊富でギリシャ神話からとった素敵な名前の品種が沢山あります。品種改良に携わった綾園芸さんの解説によると、花びらには光沢がありラナンキュラス+ワックスでラックスと命名との事です。

花のサイズにバリエーションがあり大変使いやすいのですが、小さな蕾が付きすぎている時があります。そんな時は今咲いているお花に栄養を集中するため、ある程度整理してしまいましょう。水はやや多めに管理し、給水フォームでアレンジする場合は水切れさせないようこまめにチェックをしてください。先端に行くにつれ茎は柔らかいためフォームを使うときは優しくお取り扱いです。

ラナンキュラス アベロン

レモンイエローの上にオレンジが強く出るピンクの複色です。色には個体によりかなりばらつきがありますがそれでもレッスンではOKです。蕾の段階ですでに大きいためきっと大きくなると思います。あっという間になくなりました。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。もし脇から枝分かれして小さな花をつけていたら切り落としましょう。ブーケにもアレンジにも万能です。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。

ムスカリ シベリアンタイガー

アワード受賞が多いの白いムスカリです。蕾の時はライムグリーンで開花すると真っ白になります。アルメニアカムの交配品種と思われます。葉はその従妹品種のアルメニアカムほど細長くはありません。ライトブルーの品種 'マウンテンレディ’によく似ています。球根付きの花の場合は十分な栄養を蓄えていますので、わずかな水分があれば背丈は20㎝前後まで伸びパワフルに咲いてくれます。
ref: https://www.plantcetera.com/products/muscari-grape-hyacinth-siberian-tiger

ムスカリはベル状の小さなフロレットが一本の茎に密集して付きます(総状花序)。トルコの松の森が原産。球根付ですので根が水に浸かっていれば楽に1週間~10日は持ちます。色は紫・濃いブルー・白などでどれも素敵。茎も美しく濃い色でしたら小さなアレンジメントやブーケにアクセントカラーとしてのご利用もお勧めです。

小さな花が密集している形が葡萄のように見えるためグレープヒヤシンスとも呼ばれます。交配種がほとんどで、水色や白との複色など様々あります。

ムスカリの代表品種

ムスカリ マウンテンレディー

ライトブルーが下3/4で、白が上から1/4位で色のコンビネーションが爽やかなムスカリです。アルメニアカムの交配品種と思われます。 ベル状の小さなフロレットが一本の茎に密集して付きます。トルコの松の森が原産。球根付ですので根が水に浸かっていれば楽に1週間~10日は持ちます。色は紫・濃いブルー・白などでどれも素敵。茎も美しく濃い色でしたら小さなアレンジメントやブーケにアクセントカラーとしてのご利用もお勧めです。

ムスカリは青いベル状の小さな花が密集して穂の先端につき(総状花序)、葡萄のように見えるためグレープヒヤシンスとも呼ばれます。交配種がほとんどで、水色や白との複色など様々あります。

ムスカリの代表品種

ラナンキュラス シャルロット

花びらが少ないバタフライタイプのラナンキュラスです。本当に人気で市場でも目にした時に素早く手にしないとすぐになくなります。茎の太さもチェックポイントにしています。

ラナンキュラスは西アジアからヨーロッパ東南部、地中海沿岸の原産。お手入れは花瓶の水替えの時に茎を斜めに切り戻す程度。花びらはデリケートですが、茎がしっかりした物を選べば極めて丈夫です。

ラナンキュラスの大まかなタイプ:ELEGANCE, Clooney, Aazur & Butterfly。ELEGANCEは大型、Clooneyは手ごろなサイズ、Aazurは色の種類が多く小さめな花をつけます。Butterflyは一重の花びらで軽いタイプです。日本でも特有の呼び名があるようです。変り咲きも多く、一本一本咲き方が違い個性豊かな花ですので、とても楽しいです。