花の色 紫

フリージア 'スザンヌ'

赤紫色のフリージアです。暖かくなってきましたので脇からの花芽も多かったのですが、小さな花芽たちは開花が難しいため処分し、中心の一本に栄養を集中させます。装飾的アレンジメントにする場合は外葉もすべて落としてしまったほうが使いやすいのですが、植生的に利用する場合は葉も必要となりますのでそのままにしておきましょう。

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

英語の花言葉に友情という意味があります。卒業式に配られるのはその花言葉からだと思います。フリージアも3月から4月がピークとなり、旬の季節となってきます。

リューココリネ コキンペンシス

ひらひらと軽い白とブルーの複色のお花です。このお花も交配により沢山の品種があります。南米チリ原産の特有種。すらりとしたスレンダーな茎の先端に5弁の花びらを持つ花が4つから5つそれぞれが違う方向を向いて散形状に咲きます。芳香があり白、紫、紫に赤、ストライプが入るもの、複色など多数あります。コキンペンシスは中心部分は白地で外側に行くにつれ薄紫色。透明感ある優しい色合いのため、他の花を邪魔するほど主張はしてきません。一般的な事ですが交配品種の香は弱いですがこの品種は昔からあり、香りもかなり強く感じます。学名にあるLindl.は John Lindley 英国人の植物学者/蘭研究者(Orchidology)

ローズマリー

肉料理に使う強い香りを持つハーブです。西アジアから地中海沿岸の南ヨーロッパ、アフリカなどが原産地ですが、乾燥と寒さに強くいたるところで帰化種がみられます。太く葉も沢山ついているのですが、ちょっと主張が強く使いにくい所がありますが、今月は香りの花束 'Tuzzy Muzzy' を作るためハーブ類の一つとして入荷しました。切り花になると蒸れに弱く、しっかりとウォーターラインの葉を落とさないとあっという間に傷んでしまいます。少しのびのびとした空間のあるブーケにはよいと思います。紫色の小さな花が早春になるとびっしりと茎につきます。

ウエストリンギア / ウェストリンギア フルティコサ

オーストラリアの南部ニューサウスウェールズの海岸エリアが原産。乾燥や海からの潮風にも暑さにも強い植物で25種類ほど現地では自生しているそうです。ただし水揚げはかなり悪く短くしなければ難しいです。ローズマリーによく似ているためオーストラリアローズマリーと呼ばれますが、ローズマリーはマンネンロウ属となり属が異なります。葉も茎も繊細でシルバーグレーがとても美しいです。花は茎の頭頂に数個付きます。アレンジメントよりブーケに向きますが、最初の水揚げがとても重要です。

ナイフでシャープに茎をそぎ切りします。初回で水が上がらなければその後は厳しいです。

 

ギリア・カピタータ レプタンサブルー

野の花のイメージで何かないかと探していたところ、背丈40㎝程の小さな丸いギリアを発見しました。以前は目に留まらなかったのですが、ナチュラルなアレンジメントに使うため購入に至りました。北米西部からメキシコあたりまでに分布しているそうです。暑さや蒸れが苦手との事ですので、今頃が使い時ですね。ギリアには吸う品種あり、トリコロール種、レプタンサ種というのがあるようです。

水に浸かる部分の葉を取り除き、茎を斜め切り。週に数回切り戻すとますます綺麗に開花し、約一週間持ちました。意外にも強いお花でした。

 

フリージア ブルーシー

今頃のフリージアは寒い時期よりもかなり太く丈も長めです。春が旬のお花ですのでお値段もぐっとお手頃になります。地産地消でよいお花をどんどん使ってゆきたいと思います。繋ぎのお花(transitional)ですので、あまり大きくならない事を願って買いましたがやっぱり大きく開いてしまいました。少しグレードを落とせばよかったかなと思いましたが後のXXX! 脇からも花芽が出ている場合があります。もったいないと思いますが割り切って切り落としましょう。あまりよい花は咲きませんし、限られた栄養分がとられるばかりでメリットはありません。

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

姫アスター ステラディープブルー

美しい紫。枝分かれが深いスプレータイプのアスターです。花も直径約2㎝位で花と花の間に埋めるトランジショナル(transitional)フラワーとして入荷しました。中国北部原産。サツマギク、蝦夷ギクとも呼ばれています。よく枝分かれしているためアレンジメントにもブーケにも活躍です。3月上旬はまだ寒い時期ですのでかなり長もちです。花の色も変化なし、葉も枯れず緑を保っています。色はピンクや赤などもあります。今回写真撮り忘れています。昨年使ったピンクの色違いです。

丈はかなり長いのですが水あがりは良好。ナイフで斜めに切り余分な葉を落として管理します。水を替えるたびに茎を斜めにカットすると2週間は楽勝です。水に浸かる部分の葉は絶対に取り除きましょう。

チューリップ 紫雲

ひときわ背の高いチューリップでした。白地に赤紫の模様が花びらの横に入り、ちょっと変わった品種です。こちらは自分用にキープでした。

チューリップは中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!レッスンではナイフで葉をきれいに落とす方法もご紹介しています。

リューココリネ ストライプス

南米チリ原産の特有種。すらりとしたスレンダーな茎の先端に5弁の花びらを持つ花が4つから5つそれぞれが違う方向を向いて散形状に咲きます。芳香があり白、紫、紫に赤、ストライプが入るもの、複色など多数あります。一般的な事ですが交配品種の香は弱いです。学名にあるLindl.は John Lindley 英国人の植物学者/蘭研究者(Orchidology)

今回は長さ65cmのもの。大きなブーケに散らしたかったので長さを求めました。とてもデリケートな花ですので花弁は傷みやすく取り扱いも注意です。

チューリップ サンルイス

まだかいかしていなくて色がはっきりと薄紫なのかピンクなのかがわかりませんが、フリンジが付いているチューリップです。暖かくなると大きく開いてしまうので、今頃のチューリップが大好きです。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!