花の色 赤

カラー カレラ

深いワインレッドのカラー。イースターのアレンジメントに黄色を探していましたが、タイミングよく出てこなかったため代替えでこちらの色。でも他の色を明るい黄色にしましたので、色にコントラストが生じ素敵に使えました。

南アフリカの西から東ケープ州マラウイ地方が原産です。おそらくZantedeschia rehmannii桃色海芋の種類だと思います。すらりとした美しく長い茎は短く切ってしまうより、その魅力を引き立てるアレンジメントで、十分に花の価値を楽しみましょう。


花瓶に飾る場合は切り戻しをしながら管理してください。カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

ダイアンサス ホーランディアパープルクラウン

いつものカーネーションとはちょっと違いますが同じファミリーです。花びらは覆輪となっていて白とピンク、白に紫など赤系の色が多いです。遅めの春から初夏にかけて出回りますが、原産地は南ヨーロッパのバルカン半島やフランスとスペインの間にあるピレネー山脈など大きな木々が生い茂る山のため暑さや湿度が苦手。これは他のカーネーションにも言える事で使うのでしたら今!

節の間で斜めに切る事、花瓶を清潔にし、水替えの都度切り戻しをかけましょう。茎が太く葉もカールしていない物が良いです。エチレンガスに弱いため痛んだ花、葉はすぐに取り除き、果物のそばには置かないように。

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バラ フリーダム

一枝に一つ花が付くスタンダードタイプの赤いバラの代表的な品種。花は大きく開き大輪で見ごたえがあります。購入時は花に痛みがないか、葉に白いスポットがないかよく確認してください。また萼が蕾にぴったりとついているものは咲きません。十分に下がっている事も選択のポイントです。もっとも最近はそんな未熟な花を出荷する所はなくなりましたが、海外からの輸入ものに限っては可能性も無きにあらずです。バラは花の中でも短命ですのでよい物を選ぶとそれだけ長持ちにつながります。以前冬の時期でしたが約一か月咲き続けたバラもありました。観察力もトレーニングしてゆきましょう。

ラナンキュラス ソフィア

真っ赤なラナンキュラスはバレンタインーデーの花束にするために用意しました。こちらのソフィアは大輪系でとても長持ちします。必ず切り戻しをして茎を常時フレッシュな状態に保ちましょう。

ラナンキュラスはアレンジメントにもブーケにもふさわしいお花ですが、花びらがとてもデリケートなため、ブーケにするのでしたらちょっと上達してから使うのがお勧めです。握っている時間が長かったり、なんども組み直しをすると花びらが反り返り扱いにくくなります。
ラナンキュラス 'ソフィア' 赤

ラナンキュラス ピュイド

とても深いボルドー/ワイン色。ピンポン玉のような咲き方をし、開花が進むと花びらの裏表の色の違いが出てきます。比較的コンパクトに咲きますのでアレンジメントには扱いやすいと思います。200枚近くの花びらが幾重にも重なり、色も品種も豊富な可愛いラナンキュラスは春まだ浅い頃から出回ります。ぽってりと咲くタイプは頭が重いので茎は太めでしっかりした物を選びましょう。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。花瓶の水を変える時に切り戻しをかけ茎をフレッシュに保ちましょう。
 

ラナンキュラス 'ピュイド'  咲き方はピンポン咲き
ラナンキュラス 'ピュイド'  咲き方はピンポン咲き 花びらの色も外側と内側で違うのが特徴

バラ サムライ08

この花が出回った時から好きでした。パーフェクトな形と色。花もちもよく素晴らしい品種です。名前がちょっとゴツイのですが、そのくらいの強いい気持ちとの表れという事でいいのではないでしょうか。

茎が長いほどコンディショニング(みずあげ)も時間がかかりますので、葉をさばいてからじっくりと時間をかけて水を吸わせてあげてください。水揚げ中も飾っているときも風と直射日光に当てないこと!
 

2009-10年ジャパンフラワーセレクション最優秀賞受賞品種

バラ フレグランスレッド

フレグランスレッドという赤いバラです。咲き方はカップ咲きで咲き方をみると優しくエレガントなイメージです。手元に残りませんでしたので最後まで見届けていないのですが、最初からボリューミーに蕾がほどけてきました。茎はやや細めでしたがトゲが少ないないのが特徴です。ジャパンフラワーセレクション2021-2022入選のバラです。微かな香りが鼻孔をくすぐります。

アストランチア スターオブファイヤー

人参と同じセリ科に属します。この 'スターオブファイヤー'は茎が黒っぽく、また中心部分の花の周りに着くガクの先端にも黒がみられる種類です。写真は明るく写っていますが実際はボルドーのように深い色です。湿地を好みヨーロッパの山間の森などに広く分布。A.マキシマ、A.マヨールなどはお馴染みで、白い花を付ける A,マヨールのアルバ、赤い花のA.ムーランルージュ, 薄いピンクと白の上品なコンビネーションのA.ルビークラウドなども美しいです。

冬は一週間以上持ちます。付きすぎている小さな蕾はカットしてしまうと水分がそれだけ大きな花に集中してくれます。

Ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/astrantia-astrantia-major/

 

チューリップ ディージェーパーロット

咲き方はデコラティブなパーロット。花びらに特徴がありオウムのふさふさとしてはねのような形になる品種がパーロットと呼ばれます。写真ではまだ蕾の段階なのですが、先端にすでにパーロットのサインが見られます。DJパーロットは赤字に黄色のフリンジ。咲き進んでくると花びらの淵がひらひらと波が出てきますので楽しめると思います。チューリップも様々な咲き方があり、いろいろ取り交ぜて花瓶に躍らせるのも楽しいかと思います。花の品種がたくさん出回る春です!バレンタインデーもすぐそこ!皆さん楽しみましょう。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップ プリティウーマン

赤いチューリップと言えばこの品種を思い出すくらいです。花びらが尖がっていてつぼんでいる時からその特徴が分かります。葉が3枚ついている場合は少し整理しておくといいです。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!