花の色 赤

カラー レッドチャーム

Zantedeschia rehmanni 'Red Charm' 丈はせいぜい40㎝、深紅で夏に開花。日本の今は冬の時期ですが南半球はちょうど夏。葉はやや細長くスポットの入る美しいタイプです。茎は茶色で個性ある素敵な花です。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

グレビリアの葉

入荷時には'ブーリンベータ'とだけ記載されていました。Grevillea 'Ivanhoe'の葉の形状が一番近いかなと思いますので、'Ivanhoe'の情報を載せます。

切れ込みがとても深い全裂状の細長い葉。オーストラリア東部原産のグレビリア。花はおなじみの赤いブラシのような花。赤い部分は総苞。実際の花は見たことがなくわかりません。春から夏にかけて咲きます。ハミングバードが好んで蜜を吸いに来るとのこと。庭にあると幸せな木ですね。ここ数年秋が深まる頃クリスマス時期に向かって出回ります。高価なためレッスンではなかなか使うのをためらっていましたが、今回はオーダーでしたので思い切って入荷。深い緑でわずかに赤がかかり一つあるだけでも魅力的で目をとらえます。輸入時の状態がとてもよかったのだと思います。一か月たっても状態に変わりはなくとても長持ちしそうです。

アンスリューム ユタ

ワインレッドの大人色。いつもは主役ですが、雰囲気が甘い時に少し引き締め役にも使います。アンスリウムはビジュアル的にも華があります。切り花としてはとても長く持つお花です。実際の花は中心部に小さく付きます。色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼ばれ葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。

冬でも入手可能なお花ですが暖かい場所がお気に入りです。

アジサイ / ハイドランジア

秋色紫陽花 クラシックタイプと呼ばれます。中心部の花が完全に咲き終わるまで切り落としません。その後色が落ち着いたころに切り花として出荷されます。アレンジに使うと形状も色もそのままで美しくドライになります。クリスマス用に長く飾るテーブルアレンジメントなどにも活躍すると思います。

水落しやすい花ですが最初の水揚げと途中の手入れでかなり長く楽しめます。

    水につかってしまう部分の葉を取り除く。
    花瓶の水の量はやや多めで花の茎が半分以上つかる状態を保つ。
    2-3日に1度ずつ茎を切り戻す。

<ドライフラワーに>
クラシックタイプ* のアジサイでしたら、色が変わって水も吸わなくなったタイミングで、葉をすべてカットし花瓶の水を捨ててください。梅雨や夏の時期はフレッシュの時と同様エアコンの風が直接当たらないようにします。エアコンの風でドライにすると花びらがしわしわになってしまいます。

アルストロメリア ホットペッパー

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。関東地方でも、庭で5月頃から初夏にかけてよく咲きます。長く持つ花ですが、高温の状況では花びらが早く落ちます。

ワレモコウ

ワレモコウ、夏の終わりから秋にかけて出回ります。日持ちは約1週間。茎はこまめに切り戻してをかけて下さい。ドライフラワーでも楽しめますので、最初から水に入れずにふんわりと空間に置いて飾るのもよいかもしれません。バラ科なんて想像つきますか? 茎を見てなんとなくという感じです。

プロテア ロビン

南アフリカのケープの砂地原産のやや小ぶりのプロテアです。実際には大きな木となりますが、輸入されてくる時の丈は約40㎝、花(総苞)は赤から茶色で、ゆっくりと開いてきます。水をよく吸いますので花瓶の水の量を確認してください。

花の開花季節は生えている場所によるとの事。ケープ西側では秋から冬(2月から7月)に開花、東側では春から初夏(8月から11月)との事。日本では春から夏に市場に出回っています。花もちは大変よく、ドライフラワーとしても人気の花です。

プロテアは3億年前には存在したとされ、もっとも古い花の一つとされています。余談ですが、蓮の花は約1億4000万年前から地球上に存在していたとされています。

ref: http://pza.sanbi.org/protea-neriifolia

ref: https://www.jataff.or.jp/hana/protea/index.html#10

アンスリウム シンギタ

南米コロンビアやエクアドルの原産。当然暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。