ピンク

花の色 ピンク

ファレノプシス ミディタイプ

ミディは小さめのサイズの総称です。 茎も花も小ぶりです。茎が短いため花瓶に入れた時花の重みでひっくり返らないよう注意が必要です。花が多い場合はそれだけ水を多く必要とします。もし花びらが萎れてくるようでしたら茎を思い切り斜めに切り、深い水で管理して下さい。一番下の花を切り落とす、あるいは咲きそうもない先端のつぼみを切り落とすのも有効です。

ベロニカ ロンギフォリア

ヨーロッパ原産 長い穂に小さな花がたくさんつきます。春の花だと思いますが、11月の今頃も流通。春の物ほどのパワーがなく細いのですが、他の花とは形状が異なる事と、動きを出すにはちょうどよいほどの軽やかさでしたので購入。開花の状態で少しうねりますがそれも魅力です。初日の水あげをしっかりすると下から咲き始め一週間は余裕で楽しめます。紫、白、ピンク色があります。ガーデニング用の苗も流通しています。鉢でもよく育ちますので一鉢あると重宝ですね。

アンスリューム ザフィラ

小ぶりのザフィラですが存在感は十分あります。ブーケに使うため購入しました。エレガントの極みなのですが、可愛いイメージとのオーダーでしたので、この花にあるスィートな色合いで他の花と合わせました。アンスリウムはビジュアル的にも華があります。切り花としてはとても長く持つお花です。実際の花は中心部に小さく付き、色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼びます。葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。

冬でも入手可能なお花ですが暖かい場所がお気に入りです。

アルストロメリア

まだ試作品との事で花の名前がありませんが、かなりよいと思います。茎は真っすぐで申し分ないくらいに太く、茎の先端から散形花序の部分も長く、アレンジメントにも小さなブーケにも使いました。まだ一週間目ですが花はとても元気です。

散形花序、頭頂で5つから7つに分かれひらひらとしたデリケートな花が咲きます。本来は春の花ですが流通は通年で、切り花としては季節に関係なく開花期間が長く、とても楽しめます。雄蕊は花が完全に開ききってしまったころに取り除くと水替えの時など服につく心配がありません。

 

ガーベラ ヒマリア

中心部がグリーンで花びらがピンクの品種です。大きくしっかりとしています。茎も線やよれもなく大変良質です。やっぱりよき生産者さんは安心のクオリティです。

一度水が上がれば浅水で管理。水替えの際茎を斜めに切り落としましょう。

リンドウ しなやかハイジ

しなやかハイジはやや細身のリンドウです。頭もそれほど重くなくアレンジメントには使いやすい種類です。切り花としてはかなり長く楽しめますのでハロウィンのアレンジメントには必ず活躍するアイテムです。ブルー、白の花もあります。紫がかったピンク色のこの花に目が行きどうしても毎年この品種を買っているようです。

リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

ジニア

和名は百日草。暑い季節から秋ごろまで長く咲く花です。鮮やかな赤やオレンジから白に優しいピンクまで色も豊富でサイズも様々。ナチュラルテーストにしたい場合はぴったりの花材です。ジニアエレガンスなど八重咲や、鮮やかなオレンジに模様が入るメキシコヒャクニチソウ、葉が細いリネアリスなどがあります。

キク科ですので花粉が飛びます。過敏症の方は季節を問わず注意が必要です。

デンファレ レッドブル

とても深い大人のフュージャピンク(フクシアのピンク)です。沖縄やシンガポールやマレーシアなど暖かい気候の場所でよく育ち、一年中入手可能な花です。夏以外はほとんど輸入で、2022年春から急激な円安のためこの花も高値となってしまいました。ご家庭用の花でしたので、茎曲がりの物を入荷。少しお値段下がります。レッスンのお花もご家庭用のお花もよく見ないと、とてつもなく高い買い物になってしまいますので、今後も気を付けて買い付けます。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

エリカ フォーシスターズ

エリカは荒地という意味のヒース(heath)とも呼ばれる低木で可愛い筒状の花が鈴なりにつきエリカ属に含まれます。フォーシスターズという品種は花の先端が4裂となる事からつけられました。日本で育つエリカ/ヒースは冬の間かなり長く咲いてくれます。とても似ている品種でカルーナ(Calluna)もしくはヘザー(heather)があります。カルーナ属は夏の間に開花します。ともにツツジ科なのですが、葉の形にも違いがあり、エリカ/ヒースは針のようにとがった葉があり、一方のカルーナ/ヘザーはフラットでウロコ状の葉です。両方とも乾燥には強く、多湿にしない事と過剰な栄養を避ければほぼメインテフリーで楽しめます。エリカ/ヒースは背丈30㎝位なのに対しカルーナ/ヘザーは背丈60㎝位まで育つとの事。でももっと大きな木を見かけた事があります。いずれにせよ育ちはゆっくりで他の花を脅かす事はないようです。

https://www.gardenia.net/plant-variety/about-heaths-and-heathers