花の色 黄

スイセン

黄色、白、薄いオレンジ色など春の庭にはなくてはならない球根植物です。地中海沿岸からヨーロッパ北部までが原産。

この花のみずあげはかならず単独で行ってください。茎からでる透明な液が他の植物に悪影響を及ぼします。一晩水につけてから他の花と一緒に花瓶に入れて下さい。

毒性がある植物です。ニラと間違えて食す方がいらっしゃいますが、嘔吐や頭痛など食中毒の症状が出ます。庭に植えるときもかならずマークをしてニラと一緒にならないように注意が必要です。

ラナンキュラス ジロンド

鮮やかな黄色に中心部がグリーン。ユニークな形をしていてどこかワイルドさも残ります。イースターのテーマカラーである黄色。中心部のグリーンもさわやかで、ブーケやリースに使用します。実は今回はかなり小さめのサイズ。色が人一倍目立ちますのであえてサイズを小さくしました。

ラナンキュラスの花弁は200枚近くもあるそうです。頭が重いので茎が太い物を選びましょう。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。花瓶の水を変える時に切り戻しをかけ茎をフレッシュに保ちましょう。給水フォームを使ってのアレンジメントの場合は水切れを起こさないように注意してください。ちょっとのケアでとても長持ちします。

カーネーション イリアス

一年中流通していますが、気温が下がる10月頃から日持ちが各段と違ってきます。入学式が終わる頃から母の日向けに種類が増えますが、まだ4月の段階ではお値段がお手頃です。イリアスは黄色で元気をもらえます。節の間で斜めに切る事、花瓶を清潔にし、水替えの都度切り戻しをかけましょう。茎が太く葉もカールしていない物が良いです。エチレンガスに弱いため痛んだ花、葉はすぐに取り除き、果物のそばには置かないように。

ガーベラ ストマ

ガーベラは様々な色と大きさがあり、咲き方も多様です。こちらのガーベラ 'ストマ'はやや小ぶりでころりんと全体に丸く展開するタイプ。花びらはダブルとは言えないくらいたくさんついています。よい生産者さんのガーベラを使えばびっくりするくらい長持ちです。今月は生産者さんを追いかけて、名前をチェックしてから購入しました。

茎には葉がなくすらりと長いのですが、滑りにくくブーケにもアレンジメントにも万能です。形がはっきりとしているためメインの花としても活躍してくれます。最初の水あげがしっかりとできていれば浅水で大丈夫です。特に気温の高い時期は7㎝あれば十分です。

カラー ベトナムゴールド

Zantedeschia elliottiana 黄花海芋と思われます。本来夏の花ですが、こちらはあたたかいベトナムからの輸入品です。茎が曲がっており修正不可能のため、ご経験者さん向けの花材です。カーブを取り入れたデザインに向いています。サンプルのため生徒さんにはリリースしておりません。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなると溶けてしまう場合もありますので、早期に発見し即処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

 

ガーベラ バナナイエロー

様々な色と大きさがあり、咲き方も多様なガーベラ。今回はオーソドックスなダブル咲き。よい生産者さんのガーベラを使えばびっくりするくらい長持ちしてくれます。茎には葉がなくすらりと長いのですが、滑りにくくブーケにもアレンジメントにも万能です。形がはっきりとしているためメインの花としても活躍してくれます。最初の水あげがしっかりとできていれば浅水で大丈夫です。特に気温の高い時期は7㎝あれば十分です。

ガーベラは生産者さんにより質が大きく異なって出てくる花です。昨年秋、間違えて違う生産者の花を購入した事がありました。水あげの時から水が濁りはじめ、自分用に残した数本がすぐに使いものにならなくなった事があります。2-3日で傷むような花をお配りしては仕事がなくなりますので、以後絶対に生産者さんの名前を確しています。

 

ラナンキュラス レモンイエロー

優しいレモンイエローのラナンキュラス。品種名の記載がなかったのですが、長野県フラワースピリッツさんの花です。ラナンキュラスを購入する時はいつもこころもち長めのステムを選んでいます。この花も60㎝位ありました。花弁は200枚近くもあるそうです。ラナンキュラスは頭が重いので茎が太い物を選びましょう。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。花瓶の水を変える時に切り戻しをかけ茎をフレッシュに保ちましょう。

ラナンキュラス アルジュナー

ラナンキュラスの花弁は200枚近くもあるそうです。黄色ともオレンジともいえる色合いです。茎も太く丈は60㎝を超えています。ラナンキュラスは頭が重いので茎が太い物を選びましょう。水を多く必要としますので花瓶の水は少し多めに。花瓶の水を変える時に切り戻しをかけ茎をフレッシュに保ちましょう。

フリージア アラジン

黄色のフリージアと言えば 'アラジン'が真っ先に浮かびます。寒い時期でまた小ぶりでしたが、メインのサポートとして使いたかったのでお手頃サイズです。

アフリカ南東部、ケニアから南アフリカのケープ州の原産 花びらはシングルかダブル、色は白、クリーム、オレンジ、赤、ピンク、赤紫、ラヴェンダーや紫など様々。現在の一般的なフリージアは、19世紀に F. refracta and F. leichtliniiとの交配種を基にして掛け合わせたものです。芳香もあり一つ一つ順番に花が開花するため一週間くらい楽しめます。萎れたフロレットはすぐに切り取りましょう。

チューリップ ディージェーパーロット

咲き方はデコラティブなパーロット。花びらに特徴がありオウムのふさふさとしてはねのような形になる品種がパーロットと呼ばれます。写真ではまだ蕾の段階なのですが、先端にすでにパーロットのサインが見られます。DJパーロットは赤字に黄色のフリンジ。咲き進んでくると花びらの淵がひらひらと波が出てきますので楽しめると思います。チューリップも様々な咲き方があり、いろいろ取り交ぜて花瓶に躍らせるのも楽しいかと思います。花の品種がたくさん出回る春です!バレンタインデーもすぐそこ!皆さん楽しみましょう。

中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。