花の色 黄

ガイラルディア

とても野草的でワイルドな趣の花です。米国のオレゴン州、ユタ州やコロラド州の乾燥した土地に広く分布。使用した時の気温にもよるのかもしれませんが、今回も日持ちはしませんでした。今月のアレンジメントは草花を中心にしたものでしたので、ナチュラルな雰囲気の物が欲しかったのですが、自分が使う頃にはすべてアウト!残念です。

Ref: https://www.wildflower.org/plants/result.php?id_plant=gaar
写真 https://www.wildflower.org/gallery/species.php?id_plant=gaar

マム/一輪菊 アナスターシャ

菊の花は昔中国から渡来しました。今では美しい洋菊も沢山あり選ぶのに時間がかかります。アナスタシャはちょっと花びらがシャープでスパイダー咲の品種。とても人気です。

秋が旬のお花です。葉が多い場合は少し整理して水揚してください。水替えの時に茎を切り戻をするとよいです。暑い時期は一度水揚げさせたら少し少な目の水でもちゃんと咲いてくれます。葉が沢山ついている場合は水が下がりやすいので、毎日よく観察してください。

菊 マム http://fdb.jp/hidaka/node/519
次世代の花 part4 菊 マム http://fdb.jp/hidaka/node/518
進化する菊!マムいろいろ2019 http://fdb.jp/hidaka/node/525

 

ジニア ジャジー

和名は百日草。暑い季節に長く咲く花です。鮮やかな赤やオレンジから白に優しいピンクまで色も豊富でサイズも様々。今回は日本の種メーカーが開発したハーゲアナ種のシリーズ。外側は黄色かオレンジ、中心は赤か茶色となり秋らしい色で素敵です。切り花では個体により長持ちするもの、すぐにダメになってしまうもののバラツキが多いです。ですので、少し多めに仕入れます。

属名はドイツのマスター・ボタニストの Johann Gottfried Zinn (1727–59)に由来するものです。19世紀には交配が進み、すでに100種を超えるほどとなっています。花言葉は ’thinking of absent friends’ なき友を思う..不在の友を思う、友人を思う...

ヘレニウム オータムロリポップ

花びらは申し訳程度に下部にちらりとついています。カモマイルにもにたハーブで、上からみるとほとんどが茶色いディスクの部分、しかもまん丸のためダンゴキクと呼ばれています。北米の湿地帯原産。現地ではロジラと呼ばれますが、ニックネームはスニーズウィード(くしゃみ草)、キク科で花粉を大量に飛ばすためくしゃみの原因になるとの意味でしょう。この容姿がユニークで、ナチュラルなアレンジメントなどに活躍すると思います。サイズが小さく色もジミなため、ある程度まとめて使うとよいと思います。

ファレノプシス KVビューティ

優しく甘いオレンジ色の地にピンクのストライプが入ります。リップは濃いピンク。小ぶりのミディタイプです。白い大きなものから比べれば小さめですが、品質はかなりよく花は肉厚色もはっきりと出ています。蘭を始めトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、日本の夏の気温では毎日のお水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。

 

ガーベラ ストラ

ピンポン咲に近いくらい丸く咲くフルダブルのストラ。黄色で明るく頭が重いのにも関わらず茎はしっかりしているためリピ買いの一つです。フルダブルは花びらの数も多く一般的なガーベラより水上りに少しだけ時間がかかります。また消耗も早いような感じがしますが1週間も綺麗でいてくれればよいと思います。

ガーベラは一晩かけてゆっくりと水揚げします。その後は浅水で大丈夫。特に気温の高い時期は7㎝あれば十分です。花瓶の水を変えるタイミングで茎を斜めにカットしメインテすれば、モノが良ければ2週間も楽しめる事があります。オランダではロックウールで水栽培され、日本でも同じように栽培されているのが多々ありますが、やはり畑で育ったほうが力強く頼もしいです。お値段は手ごろで一年中入手可能なのも嬉しいです。

様々な色と大きさがあり、咲き方も多様なガーベラ。茎には葉がなくすらりと長いのですが、滑りにくくブーケにもアレンジメントにも万能です。形がはっきりとしているためメインの花としても活躍してくれます。

ガーベラ サンディ

鮮やかな黄色で芯は白。一本あるだけでもなんだか元気になってしまいそうな色です。

ガーベラは一晩かけてゆっくりと水揚げします。その後は浅水で大丈夫。特に気温の高い時期は7㎝あれば十分です。花瓶の水を変えるタイミングで茎を斜めにカットしメインテすれば、モノが良ければ2週間も楽しめる事があります。オランダではロックウールで水栽培され、日本でも同じように栽培されているのが多々ありますが、やはり畑で育ったほうが力強く頼もしいです。お値段は手ごろで一年中入手可能なのも嬉しいです。

様々な色と大きさがあり、咲き方も多様なガーベラ。茎には葉がなくすらりと長いのですが、滑りにくくブーケにもアレンジメントにも万能です。形がはっきりとしているためメインの花としても活躍してくれます。

フリチラリア ウバブルピス

フロレットは紫とも茶色にも見えるくすんだ色ですが内側は黄色。原種はトルコ東南部とイラン北西部の丘陵に生息。こちらは栽培種との事です。ユリ科ですのでチューリップと同じです。なんとなくチューリップの花びらにも質感が似ています。

約15㎝程の茎をそのまま残してリースに入れましたが、雰囲気のある植物で、何度も目をとらえられてしまいます。茎は柔らかいので丁寧に扱いましょう。

チューリップ ホームラン

鮮やかな黄色が特徴の 'ホームラン'。八重咲で芳香のあるチューリップです。中央アジア イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンステップ地帯、西アジアのトルコアナトリア地方が原産。

チューリップもアネモネと同じで切り花になっても開閉運動しながら毎日楽しい変化があります。今日ポジションを決めても明日になると違った方向にむいている事もざらですので、そこはこのお花の特徴という事でご愛嬌デス! ちなみにチューリップの開閉運動(または傾性運動)は温度に影響されるとの事です。気温が低い時は花びらの外側が伸び、高い時は花びらの内側が伸びるそうです。暖かい部屋ではこれがチューリップというくらい大きく花が開き、原型をとどめないほど変貌していますね。チューリップの葉を処理する時は茎を傷つけないように気を付けてください。ナイフを使う場合はゆっくりと慎重に!

ラケナリア 春のほほえみ

ナミビアや南アフリカケーブ地方に多く自生している球根植物。約133種類もあり、日本での栽培は約40年ほど前から。小さな植物ですが結構長く咲いていてくれます。ナチュラルコンポストにこだわる生産者さんの努力の賜物だと感じます。他の品種には白のペルーシ種、紫、ピンク、オレンジ、あるいはグリーンとオレンジなど複色もあり毎回の出会いはちょっと目新しく感じます。今回は鮮やかなライムグリーン。品種名の'春のほほえみ'というイメージよりもうちょっとパワフルで主張があります。

ナミビアや南アフリカ原産の植物です。いろいろ種類あります。
https://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/lachenalia