ピンク

花の色 ピンク

プロテア コルダータ

モスグリーンに赤がのる大型のハートシェイプの葉です。南アフリカ先端ケープの西側の木のバークが沢山ある所や岩場に生えるヤマモガシ科(プロテア)の植物です。ハートの形をしている葉はコルダータと呼ばれ、この葉も該当しています。しっかりと水を吸わせると入荷直後のクテっと柔らかいデリケートな葉もパリっとしてきます。ですが長く水につけると腐ります。一度水あげしたら浅水で管理します。プロテアの仲間ですので乾燥した土地を好みます。

久々の入荷で2021年に利用した時はドライにしてクリスマスにゴールドで着色していました。肉厚で水を多く含み重たいですのでアレンジメントに低く使うとよいでしょう。これでも一番小さな葉を選んできました。あまり大きすぎると主張も強く目立ちます。

カーネーション クリアウォーター

青みの強いピンク色です。秋口になりなんとなくニュアンスカラーばかりを選んでいましたが、洗練されたピンク色が目に留まりました。英国のクラシックマスターピースのラインアレンジメントに使う目的です。まだ花が開いていない状態でしたが重く、きっとしっかりと開花してくると思いました。春の旬の時期とは違い、今頃の花は茎が弱い状態の物もありますのでご留意ください。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。スプレータイプの場合は先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。

トサカケイトウ ペシェ

夏から出回る暑さに強いお花。それは庭で根が生えている状態の時です。切り花で花瓶の水がぬるくなると茎が腐りすぐに廃棄となります。セロシアは今頃からちょうど使い勝手がよくなります。トライしてみて下さい!

ケイトウはセロシアとも呼ばれ、本日入荷は多分トサカケイトウ。扇形に平べったくひろがっている品種で本当に鶏のトサカのようですね。一方丸くコロンとしているのが久留米ケイトウ。ボサボサしていて炎のような形になるタイプはヤリケイトウ。使いやすいのはやや小ぶりのトサカケイトウか久留米ケイトウ。大きくなるとそれだけが目立ってしまい他の花が迫力負けしてしまいます。

水がうまく上がらない場合は、沢山ついている葉を落とし茎をナイフでシャープにそぎ切りしましょう。一日だけ深水で様子を見て下さい。頭頂がぱりっと元気になったらお水はほどほどに、あまり深水ですと茎が柔らかくなり腐りやすいです。

 

カーネーション 'アンティグア'

この時期に本来春の花であるカーネーションと思いますが、フラワーアレンジメントの基本マスターにはやはりお手頃のお花を選ぶべきと思いカーネーションにしています。特徴は節があり長さを整える時に少し注意しなければなりません。そんな事も学びながらまずはイギリスのアレンジメントから基本を習得してゆきます。今回は間違えて25本巻を入れてしまいました。あ~~

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。スプレータイプの場合は先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。

ファレノプシス/胡蝶蘭

アレンジメントに蘭の花が一か所入ると格段にレベルアップします。やはり蘭は蘭ですね。ライトなレモンイェロー地に赤紫の中心とリップで、考えていたトルコキキョウの色ともよく合います。ホリゾンタルのテーブルアレンジメントを作成するにあたり一種類の花ではいささか単調さが否めないため、中心部を華やかにするためあえて違うものをご用意しました。

東南アジア生まれのランの園芸品種です。花を扱う時のナイフはいつもしっかりと消毒をし、夏の時期は少しこまめに水替え&切り戻しをかけて下さい。暑さには強い花ですので一週間はお楽しみいただけると思います。上手に管理すればもっと長持ちします。

ワックスフラワー 'ストロベリーサプライズ'

気になる暑さが残る9月下旬ですが、良品でしたので目に留まりました。枝分かれして使いやすい事と、いささかナチュラルな趣を持つ花ですのでアレンジメントやブーケに幅広く使えます。オーストラリア原産で春から夏のお花。南半球はちょうど季節が逆の為日本では秋から冬に入荷する植物です。ダブルの花びらを今回は見ました。一度試してみようと思います!

草木の為水のあがりが悪いです。水に浸かる葉はもとより少し上の方まで葉を落とすと水が上がりやすくなります。沢山花が付きすぎている場合も整理したほうが無難です。清潔なナイフで茎をカットしてください。

 

リンドウ ’マイフェアレディ'

抜け感のあるライトピンクのリンドウです。リンドウは近年美しい色が増えました。この色はなかった色で新鮮さを感じ目が釘付けになりまた。赤みの強い京紫色のトルコキキョウと合わせて使おうと思いました。長さ60㎝、沢山の花が付いていてアレンジメントには数本で十分でしたので、お値段以上の価値ありでした!

先端まで美しく開花し、切り花としてもかなり長持ちしてくれるお花です。茎は斜めに切るだけ、水も汚れないため手もかからずです。ご家庭で飾るのにはとてもお勧めのお花です。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく、花が終わればつぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

ファレノプシス/胡蝶蘭

早春から夏にかけてが花期の為、今は季節的に小ぶりですが色は鮮やかで目を捉えます。もう周年入手する事ができてありがたいですね。蘭類はとても暑さに強く、ウエディングではよく利用いたします。特に髪につけるヘッドドレス、胸元を飾るコサージュやブートニア、そして手首につけるリストレットなど、人間の体温の影響を受けやすい箇所の飾りには大変重宝します。小さくても、一つでもエレガントさは変わりませんね。

東南アジア生まれのランの園芸品種です。花を扱う時のナイフはいつもしっかりと消毒をし、夏の時期は少しこまめに水替え&切り戻しをかけて下さい。暑さには強い花ですので一週間はお楽しみいただけると思います。上手に管理すればもっと長持ちします。

モカラ カリプソ EX

深い青紫を探していたのですが今回は出てきませんでした。ですが立派なお花が手に入り満足です。

モカラは人工的に交配されてできた品種です。栽培は東南アジアの国々が盛んです。蘭は花が付きすぎていると水上がりが悪く、茎についているすべての花の元気がなくなる事が多いです。そんな時は思い切って下の花2-3個、あるいはダメージが大きい花を切り落とし、茎もナイフで切り戻しをし深水で様子を見て下さい。本来蘭の花はとても丈夫で水さえうまく上がれば2週間くらいは持つお花です。切り取った花もお皿に水をはり、花を浮かべ違ったスタイルで楽しめます。よいお花を上手に手入れして楽しんで下さい。

 

センニチコウ バイカラーローズ

中心が白で周りは可愛いショックピンクのバイカラーです。スプレータイプで大きな花からかなり小さな花まで様々なサイズのお花がついています。水あげの時は小さなサイズはある程度処分。沢山ついているとどうしても水が足りず頭を下げてしまいます。大変長く立派なのですが、丈を詰めるのも水あげを促進する有効な手段です。

ドライフラワーにするには茎をさかさまにし、空調の効いているお部屋で吊るしておくとよいでしょう。色も褪せず綺麗に乾きますが、それは最初の水あげ次第という事にしておきましょう。