オフホワイト クリーム

花の色  オフホワイト クリーム

アストランチア マヨール スターオブビリオン

オフホワイトやクリーム色のアストランチアマヨール 'スターオブビリオン'。もともとは南ヨーロッパから西アジアのコーカサスあたりに夏に咲くお花です。暑い日本では春か秋。普通にありそうですが、時期をのがすとなかなか入手できない事も多々あります。今回の物はかなりよい物でした。

湿地を好みヨーロッパの山間の森などに広く分布。A.マキシマ、A.マヨールなどはお馴染みで、白い花を付ける A,マヨールのアルバ、赤い花のA.ムーランルージュ, 薄いピンクと白の上品なコンビネーションのA.ルビークラウドなども美しいです。アレンジメントやブーケには空間を埋めるトランジショナルのポジションです。チラチラと動きがでますのでカスミソウとはまた趣が違い、ナチュラルなイメージの作品に向いています。

冬は一週間以上持ちます。付きすぎている小さな蕾はカットしてしまうと水分がそれだけ大きな花に集中してくれます。セリ科の花粉に弱い方はご注意ください。

Ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/astrantia-astrantia-major/

リューカデンドロン ピューベセンス

少しプラムピンクを感じるグレーイッシュな実物です。この時期にはマストなアイテムです。テクスチャーがスムーズでベルベットのよう。

南アフリカのケープ北部及び東部に育つ植物。雌株と雄株があり、花は7月から10月頃まで咲き、種は10月に熟す。花は緑かかったクリームで雌株が大きく育ち4㎝位の実となる。苞葉にも花被にもシルバーグレーの毛がはえている。閉じている時はぽってりとしているが、開くとかなり個性的でインパクトがあります。 現地ではエディブルだそうです。

ref: http://pza.sanbi.org/leucadendron-pubescens

バーゼリア ストロベリー

バーゼリア・ストロベリー 可愛い名前です。9月から10月海外ではバーゼリアホワイトとして白い花がついた状態で流通。時間と共に赤くなり日本へ来る11月下旬ごろからはB.ストロベリーとして流通。南アフリカケープのOverberg固有種。こちらはワインの産地。ますます南アフリカへ行ってみたいです!画像は周りの葉をカットしています。本当はもっとモサモサと長いです。

ref: https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:126311-1

ref: https://www.sierraflowerfinder.com/en/d/berzelia-strawberry/5448

 

ユーカリ プルベルレンタ/銀世界 ベイビーブルー

銀世界という流通名が付いています。今回入荷分は長い枝でした。大きい分枝分かれしていて、太い枝や細い枝など様々でしたので重宝します。香りもよく葉は優しいシルバーグレー、上品でとても素敵。その上抜群に長持ちです。レッスンでテクスチャー(質感の違い)を出すクリスマスリースに使用しました。素敵に出来上がりました。

ハケア ヴィクトリア

花か葉か微妙な所ですが、ディスプレーのスワッグ用として入荷しました。南半球の冬に開花します。ちょうど日本の夏に開花し、ドライフラワーとして今頃の輸入されてきています。初めて目にしましたが一目惚れでした。とても立派なサイズで魅力的でしたので4つ掴んだのですが予算の関係で半分になりました。

ギンネム 豆

豆である事は確かで、乾燥しても長持ちするアイテムです。今年初めて見ましたのでお届用のスワッグに入れるために購入しました。店舗に飾る物ですので少しぐらい冒険もよいと思います。調べてみるとメキシコ南部からアメリカ中部にまで分布。花の色は白くネムの花に似ています。黒いガムナッツと渋い色のギンネムを合わせてゆこうと思います。

https://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/project/plant_alien/book/index_l/leucaena.html

アンスリューム ヌンツィア

アンスリュームを選ぶ時は、色のついている部分の苞が肉厚で茎も真っすぐで太目かどうかをチェックしています。今回のアンスリウム 'ヌンツィア'は素晴らしい良品です。タイミングよく見つける事ができました。ライムグリーンかかったクリーム色に美しいサーモンピンクが広がる美しいアンスです。

アンスリウムの実際の花は中心部に小さく付き、色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼びます。葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。台湾、オランダ、日本でも栽培が盛んで周年の流通があります。南米原産ですので暖かい気温を好みます。上手に管理すればとても長くお楽しみいただけます。

 

カラー ピカソ

生徒さんのイメージで選んだ色です。コンテンポラリースタイルのウェディングブーケ作成の用途でしたので、茎は60㎝以上のものです。カラー 'レッドシンフォニー'のページでご紹介しましたが、少し茎をカーブさせながら使います。茎が立派で太いだけに難しく、かなり時間をかけてゆっくりと作業しましたが、数本折れてしまいましたので短く使いました。カラーはこの美しい茎が特徴です。せっかく長く伸びたスムーズな茎ですから、茎もデザイン要素として捉えています。素晴らしい作品で、海外の方からの評価もよかったです。

カラーは茎に凹凸もなく葉もないため、清潔なナイフか鋏で茎の先端を切り落とし、綺麗な花瓶に入れて下さい。茎は柔らかめですので一般の方は鋏のほうが扱いやすいと思います。一度水をしっかり吸っていれば浅水OKな植物です。状態を見ながら調整してください。南アフリカマラウイ地方原産の球根植物です。春に花をつけますが周年出回っています。

花言葉ref https://hananokotoba.com/calla/

ユーカリ プルベルレンタ/銀世界 ベイビーブルー

銀世界という流通名が付いています。比較的小ぶりではありますが、枝にびっしりとつく葉はかなりしっかりしていて、使いやすい品種です。香りもよく葉は優しいシルバーグレー、上品でとても素敵。その上抜群に長持ちです。諸外国では’フローリストの銀貨’、何にでも気軽に使える万能さという表現があります。香り豊かで私も好きな葉です。周年ありますが、ちょうど秋口から大量に出回ります。今回入荷したものは冬に出回るバキバキに硬いものではなく、適度に柔らかさもあり使いやすいステムでした。

カーネーション 'バニラミナミ'

バニラアイスクリームのような色。珍しかったので購入しました。しっかりと展開して綺麗でした。カーネーションは春から初夏にピークなのですが、周年どこかで栽培されていますので、通年入手可能です。丸く目を捉えるフォームフラワーの為基礎的なアレンジメントにはとてもよいチョイスだと思います。ラインフラワーのリンドウと合わせて持ちかえりました。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。