オフホワイト クリーム

花の色  オフホワイト クリーム

アマドコロ/ナルコラン

斑入りアマドコロなのですが、流通はナルコランとして出回っています。紛らわしいのはナルコユリと呼ぶ方もいらっしゃいますが、ナルコユリは大型で1mも伸び、葉は細長く濃い緑で別物*です。斑入りアマドコロの葉の淵はクリーム色の覆輪で囲まれ美しく、そのままでも切り分けても使いやすいリーフです。斑入りアマドコロは園芸種との事で、基本種のPolygonatum odoratumはヨーロッパに自生しています。また日本にも斑入りのアマドコロがあり、こちらは春に茎が赤い種類との事で、P. odoratum thunbergi (=japonicum)**となります。

特別な手入れは不要で、ブーケにもアレンジメントにも万能です。明るいグレーイッシュなグリーンが初夏を感じさせてくれます。花は付きますが、6月に出回る物には咲いていません。葉の利用として用意しました。

若芽は食べられ根はお茶にできるとの事ですが、黒くなる実は毒があります。この属には50品種もありますので食べないほうが無難。

コバノズイナ/ヒメリョウブ

新緑のライムグリーンが爽やかな枝物です。白い房状の花が付きますが今回入荷の物はまだまだ蕾。丈が長く注意しなければ水落ちしますが、とてもよいお品でしたので深水で枝に割りを入れて管理しました。モサモサとつきすぎた葉は少し取りますが、葉としての利用価値も高いためほどほどにしました。一昨年使った時は花持ち5日と記録が残っていましたが1週間大丈夫です。

ヒメリョウブというのは流通名で、リョウブより小さいことからこの名がついているとの事。科名のズイナ科はAPGIIIの分類です。

水あげはナイフで茎を深くそぎ落とすか、割を深く入れると完璧に水が上がります。とても美しいので生徒の皆さんに好評です。フローラルフォームを使う時は茎を斜め切りにして、しっかり挿しこむと水落ちしません。

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シャクヤク チャーリーズホワイト

フルブルームに開花するとオフホワイトとなります。大輪でゴージャス!芍薬も入荷後すぐにお配りの為写真はまだ蕾ですみません。

芍薬も茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。

シャクヤク 新珠

P. ’新珠’ アラタマと読むそうです。白地に少し赤い筋が混じる品種です。栽培に5年かけてじっくり育て満を持して出荷との事。開花した時はゴージャスで数本でも幸せですね。ただフルブルームになった時からは短命との事です。

芍薬も茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。

バラ コットンソープ

中心部はクリーム色で外側にゆくにつれオフホワイトのバラです。長さは60㎝ほどありましたが茎の太さが細い物もあれば太い物もありました。ヘッドも大きく花のグレードのバラツキが理由でお手頃な価格だと判断しましたが、やはりワナがありました。外側の花びらが3日後に茶色く変色してしまいました。こうなると傷んだ花びらを取っても、カビが発生している恐れもあるため売り物にはなりません。市場に並んでいるときは美しく見極めが難しいですね。今後は注意します。

バラを花瓶で楽しむ場合は、水に浸かる部分の葉を取り除き消毒したナイフで斜めに茎を削ぎ切りが望ましいのですが、鋏をご利用の場合はなるべくよく切れる鋏でカットします。バクテリアの発生を抑えるためにもぜひ花瓶と道具は清潔に!

アスチルベ

ここ5年間で2回目の使用です。理由は水あがりが悪くまた水も下がりやすいためです。5月ころから咲くお花ですので、今が旬となりとてもよいお品でした。葉をほとんど落として管理しましたがやはり4日でアウトでした。めったに使わないので湯上げを忘れてしまった事が敗因だと思います。雰囲気のある花姿なのでまたチャレンジしてみたいと思います。

私たちが手にするアスチルベは A. chinensis, A. japonica, A. thunbergiiA. astilboidesの4つの品種を交配させてできています。ですので学名はなく交配を表す掛け合わせの表記となっています。Astilbe × arendsii。

水あげの方法は湯上げがよいです。細い茎ですが頑張ってナイフでシャープに切り落としましょう。茎の表面積を広げればそれだけ水あがりが良くなるはずです。

ref: https://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?taxonid=242008&isprofile=0&

 

ガーベラ ビーバー

小ぶりのガーベラで中芯は黒、花びらの中心部はピンク外側は白の複色です。このピンクの色合いは一緒に使おうと思っているバラにも同じような色があります。同じ色をいくつかピックアップするとコーディネーションしやすくなります。春のお花ですが、通年栽培されていて入手しやすいお花です。キク科ですので長くお楽しみいただけますが、夏の暑さは苦手です。もしガーベラを夏に頂いたら花瓶の水は10㎝以下で管理しましょう。こまめに切り戻しをし(2日に一回程度)、切り口をリフレッシュしましょう。少しは花持ちが違うと思います。

イオンメサ/イオノシジューム ポップコーン ハルリ

以前入手した時は11月。今回は4月でしたので、いつが本来の開花時期なのかと思いましたが、他の方の情報ではいつでも気の向いた時に咲いてくるみたいです。I. 'ハルリ’ は白に近いクリーム色、ピンクに色と黄色の部分も見られ個体により色の出方も違います。手にしたものはちょっとピークがすぎていたのでしょうか、はらはらと花びらが落ちてきました。あまり目にしない花なので、なかなか特徴を知る機会がないお花です。オンシジュームの花形の面影が強く、色はイオノプシスのピンクが出やすいような感じです。小さく可憐な花びらが可愛いです。

オンシジュームのGom. flexuosa と他の属種イオノプシス Inps. utricularioidesの人口交配によりできた品種です。2001年シンガポールのボタニカルガーデンにより発表されています。英国王立協会の登録ではIonmesa Popcornとの事です。シンビジュームやイオノプシスは南米の樹々に着生して育っているそうです。乾燥にも強いとの事です。

チューリップ ダルダ インタラクション 球根付

原種系のチューリップで背丈はせいぜい15㎝。葉に特徴がありグレーイッシュな葉にレモン色と赤紫の覆輪が入るものです。花は咲いていなかったので何色かはわかりませんでしたが、後日白とレモン色と判明。あまり長くは咲き続けませんでしたがとても美しい品種です。

ハクモクレン/マグノリア

マグノリアは3月から4月頃、梅の花が終ったころから蕾が目立つようになり、桜の開花の少し前に開花します。紫色の花は紫木蓮(シモクレン)と呼ばれます。ほのかでとてもよい香りがあります。季節を感じさせる一枝が欲しくなりました。寒さ続きますので春が待ち遠しいですネ!

太い枝の場合は、剪定ばさみで枝の下を十字に切り込みを入れて下さい。