Zantedeschia aethiopica

オランダカイウ 海芋 英名はArum lily 湿地をこのむ種類 ”ウェデイングマーチ” ”グリーンゴッデス” ”マシュマロ”など

カラー マニラ

苞の外側はくすんだライムグリーンで、内側はほんのりとピンク色のカラーです。サイズは小さめ。今回は小さなブーケを作るため丁度良いです。

すらっとした茎でモダンな雰囲気の花です。高めにアレンジしたい場合は太い茎を選びましょう。給水フォームに挿す時は、予め木の枝などで穴をあけておくとよいです。

カラーも一度水が上がれば浅水が相応しく、ご自宅では切り戻しをかけながら管理して下さい。気温が高くなるとどうしてもバクテリアの発生により茎が柔らかくなって傷むものがあります。もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。なかなか購入時にはその見分けもつかず難しい所です。モノによっては2週間楽しめるものもあります。

どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

カラー ウェディングマーチ

南アフリカに6種類28品種が分布。原産は南アフリカのケープ地方からマラウイ地方。

春先の季節に出回るのは白やグリーンなどのジャインアントカラーです。”ウェデイングマーチ” ”グリーンゴッデス” ”マシュマロ”などです。この種類は湿地を好み、ぐいぐいと水を吸い上げとてもよい姿勢を保ってくれます。花粉は活けてから3日位たった頃一度逆さまにして落としてしまうとその後はそれほどつきません。花のサイズが大きいためウエディングの会場などよく使われます。春の一定期間しか出回らない季節限定のお花です。Arum lily (Z. aethiopica)。

一方、茎が細く様々な色のカラーも一年中見ることができますね。こちらは水はけのよい畑で栽培されます。水が不足気味な環境でもかなり耐えられます。Calla lily (Za. elliottiana and rehmannii)等の種類です。

茎の先端、色のついた漏斗状の部分は仏炎苞(ブツエンポウ, spathe)と呼ばれるいわば「葉」の部分となっています。中心部には肉穂花序(ニクスイカジョ, spadix)という花があります。この部分の上部は雄蕊(オシベ)部分となり、下の部分わずか約1cmは雌蘂(メシベ)になっています。