一年中

フォルミウム / ニューサイラン

縦に細長い葉で2m近くまで育つもの物もあります。一年中流通していますが、シンプルな葉は涼しげで、いつも私は夏に使っています。特別な手入れは不要で、茎を少しずつ切り戻せば暑い夏でも10日は頑張ってくれます。線の強調が欲しいアレンジメントなどに相応しい植物です。

名の通りニュージーランドが原産で、年間を通して入手が可能な植物の為、手の器用な現地のマオリ族はこの繊維を用いて、マントやスカートを編んで作ったり、魚の網を作ったり、かごを編んだり、紐を作ったり、布を作ったりとテキスタイルとして様々な品目に活用しています。その事はなんとキャプテン・クック(James Cook 1728-79、イギリス海軍士官、海洋探検家で海洋地図を作った人)の文献に記載があったそうです。
ref: https://en.wikipedia.org/wiki/Flax_in_New_Zealand

デンファレ ソニア

とても深い赤紫色のデンファレです。フロレットも大きく茎も太く目に留まり、特に使用する目的はなかったのですが購入に至りました。思った通り!大変よいお品で花瓶の水も汚さず美しさをキープしたまま2週間楽勝状態。さすがに3週間目になると水が汚れてきましたが、先端の蕾まで開花してきました。タイ産のデンファレでした。沖縄産以外でこんなにもよいお花が入手できたのはとてもラッキーです。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

カラー キャプテンベンデラ

真っ白で茎も太く長さも十分。素敵なカラーが目に留まりました。縦長のブーケに使うため入荷。カラーは茎が弱く扱いが難しい事が多いので、私のレッスンではある程度の経験者の方のお花です。やはり向きを安定させるのが難しかったようです。でも何事も経験!花に振り回されるのではなく、花をコントロールできるようになるまで練習です。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつも清潔に保ちましょう。

 

トルコキキョウ ラピスラヴェンダー

薄紫色のシングルペタル。軽さを出すブーケを作りたかったのであえて小さめを選びました。ここからは昨年のコピーです。今年もこのコメントが当てはまります。

Quote~
暑すぎる夏が終わって花には大きな影響が出ています。本来ならば発色、茎、葉もよいお品物が出回りますが、今年はどれも今一つパワーが足りません。花が変形している物もちらほら。袋でパッキングされていますのでなかなか中の状態も確認できないので困ります。もちろんお代を上積みすればそれなりの物を入手できますが、レッスンで使うお花はそれほど高いと生徒さんの負担になります。今年は暑さの影響という事でいたしかたありません。日持ちは5日程度としておきます。

フォルミウム / ニューサイラン

写真中央の薄いグリーンにクリームのストライプが縁取りされている葉です。縦に細長くすっきりとしています。2m近くまで育つもの物もあります。シンプルな葉は涼しげで、いつも私は夏に使っています。特別な手入れは不要で、茎を少しずつ切り戻せば暑い夏でも10日は頑張ってくれます。線の強調が欲しいアレンジメントなどに相応しい植物です。

名の通りニュージーランドが原産で、年間を通して入手が可能な植物の為、手の器用な現地のマオリ族はこの繊維を用いて、マントやスカートを編んで作ったり、魚の網を作ったり、かごを編んだり、紐を作ったり、布を作ったりとテキスタイルとして様々な品目に活用しています。その事はなんとキャプテン・クック(James Cook 1728-79、イギリス海軍士官、海洋探検家で海洋地図を作った人)の文献に記載があったそうです。
ref: https://en.wikipedia.org/wiki/Flax_in_New_Zealand