Amaranthaceae

ヒユ科

トサカケイトウ デリーパール

ケイトウはセロシアとも呼ばれこちらはトサカケイトウ。扇形に平べったくひろがっている品種で本当に鶏のトサカのようですね。頭が重くちょっと水あがりが良くありませんでした。今月はなぜかセロシアに目が行き様々な色とタイプを購入してみました。もしかしたら私、この花のグループにアレルギーかもしれません。鼻水が止まらずついに外に出してしまいました。風邪と区別がつかない症状でしたので、また来年試してみたいと思います。

水がうまく上がらない場合は、沢山ついている葉を落とし茎をナイフでシャープにそぎ切りしましょう。一日だけ深水で様子を見て下さい。頭頂がぱりっと元気になったらお水はほどほどに、あまり深水ですとセロシアは茎が柔らかくなり腐りやすいです。

ノケイトウ ローズベリーパフェ

背が高くかなり水を吸います。余分な葉は落とし、最初にしっかりと水あげしてください。水をよく吸う植物は深水がよいのですが、ケイトウは水に浸かっている茎が柔らかくなってしまうためほどほどに。水をこまめに取り替え、その都度茎を切り戻しをしましょう。

かなりビビットなショックピンクの色が独特で目を捉えます。思い切りナチュラルなアレンジメントやブーケにいかがでしょう。

クルメケイトウ 久留米鶏頭 オレンジクィーンインプ

留米ケイトウは日本で交配された品種として流通しています。花は半球状の種類です。赤、ピンク、黄色、サーモン、オレンジなど様々な色があります。夏の花なのですが、切り花としては気温がぐっと下がってからがお薦めです。

この花は花瓶の水を頻繁に取り替えて下さい。水に浸かりっぱなしの茎は柔らかく腐りやすいため、必ず切り戻しをかけ管理してください。短くアレンジメントに使うのもよいと思います。

アカバセンニチコウ / アルテルナンテラ・デンタタ

美しいボルドー色の葉に魅せられて購入しましたが、水がうまく上がらずついに一枝も使いませんでした。調べてみるとヒユ科でアマランサスのファミリー。中南米原産ですので、やはり暖かい気候を好むのだと思います。寒さにやられたかな??

英語名ではたくさんの呼び名があります。indoor clover, Joseph's coat, joy weed, large purple alternanthera, metal weed, parrot leaf, purple alternanthera, purple joy weed, purple joyweed, ruby calico plant, ruby leaf, ruby leaf alternanthera
これだけあるのは珍しいと思いました。

Ref: https://mikawanoyasou.org/data/akabasennitikou.htm
mikawanoyasouさん 詳細でいつも拝見しています。

 

センニチコウ

真夏に咲き続け、サルスベリ(百日紅)よりさらに長い千日を経ってもその色が褪せない事からセンニチコウと呼ばれています。南米のガテマラの原産。赤、ショッキングピンク、白など彩度の強い色が特徴の花です。この色鮮やかな部分は苞と呼ばれ葉に当たります。実際の花はその間にある小さな黄色い所です。尚、オレンジの苞にクリーム色の花を咲かせる種類はキバナセンニチコウ・センニチソウとよばれ、背丈約80㎝で一般のセンニチコウの品種より少し大きめ、そして原産地も北米です。エディブルではありますが、花屋が扱うセンニチコウは害虫消毒をしている可能性がありますので食さないようにして下さい。

センニチコウやアマランサスなどのヒユ科の植物は真夏の暑い季節に咲き続けるのですが、切り花になると、暑さが残る時期はとても傷みやすく一日で水が濁ります。気温がしっかりと落ち着いた頃からの利用が望ましいです。色鮮やかなのでドライフラワーで楽しむ方法もあります。お試し下さい!

 

ハンギングアマランサス / ヒモゲイトウ

垂れ下がって花を付けるアマランサス。今回は大変小さいサイズです。私たちは花材として観賞用の利用ですが、メキシコでは既に10,000年前から種が食料として流通していました。最初の水揚げでしっかりと水を吸わせてしまえば、切り花としてでも一週間程度日持ちします。アフリカ、インド、南米などの熱帯地域の植物ですが、秋口の涼しくなってからの利用がお薦めです。