Boraginaceae

ムラサキ科

ワスレナグサ

春に少ないブルーのお花。ヨーロッパ、西アジアなどが原産ですが、世界中に帰化しており不明な品種も多いです。路地物は4月頃から咲きだします。水あげが難しいお花ですのでためらわずに湯あげです。植生アレンジメント(植物の成長する特徴を生かしたナチュラルアレンジメント)に用意しましたが、なかなか人気でした。

葉がとても多く整理するのに時間がかかりますが、手でむしるのはX。丁寧に鋏で落としましょう。湯あげすれば水がしっかり上がりますので蕾も開花します。花瓶で楽しむ場合は、こまめに切り戻しして下さい。

Ref 品種:https://mikawanoyasou.org/data/wasurenagusa.htm いつも素晴らしいです。

花言葉・由来:https://hananokotoba.com/wasurenagusa/ ここも詳細です。

シノグロッサム ミスティックピンク

ワスレナグサと葉ざわりがよくにていますが、茎は太く丈も70㎝あるかなりの大物です。小さなフィラーフラワーを探していた所、可愛いピンク色が目に留まり購入してきました。パッケージをあけたら残念な事にほとんどの花びらが散ってしまい、残ったのは先端のわずかな花。ほんとうに蕾と数輪でした。水あげして翌朝もバラバラと大半の花びらは落ちてしまいました。でもそのまばらになった花を使う強者の生徒さんがいました! ふんわりと組むブーケでしたので点で空間を埋め軽くエアリーな出来栄えで、まさにレッスンのテーマ通りの作品になりました。生徒さんの柔軟な考え方素晴らしいと思います。勉強になりました!

さて、花が落ちた理由は寒さだと思います。初めて使うお花です。知識がなく春先に咲くワスレナグサと同じだと思って購入しましたが、あきらかに寒さに弱いのです。庭ではロゼット状に葉が広がり冬越しとありますが、それは今の季節小さなままの状態での事。旬の物は旬に使うのが最良であると改めて感じた次第です。ムラサキ科の植物は水は濁りやすく暑い季節もちょっと扱いにくい花材かもしれないと思いますがいかがなものでしょうか?

ネモフィラ

カナダ西部、アメリカ西部、メキシコ及びアメリカ東南部に分布。草丈10-20㎝ 柔らかくデリケートな茎ですが、花もちがよく小さく可憐なブーケにはとてもハンディです。ムラサキ科ネモフィラ属