12月~1月

五葉松

シルバーグリーンの美しい松です。枝はやや細めで柔らかく葉の先もちくちくと痛くないので扱いやすいです。私は若松よりゴヨウマツが好みの為毎年この品種の松を仕入れます。松の市は一年に一度。すぐに買い出しに行かないとよい松は売り切れてしまいますので早々に品定めをしてきました。幸いにとてもよい松が入手できました。今年はどの松も質のよい物に巡り合えましたのでラッキーだったと思います。ヨーロッパではクリスマスアレンジメントに使う常緑樹の一つです。今年は五葉松を使ったキャンドルアレンジメントをギフトのオーダーに作成させていただきました。

若松

お正月を飾るお花には必ず入れるのがマツの枝です。今年は久々に若松を入荷しました。

若松と呼ばれ黒松を3年位育てたものを用いられます。真っすぐに伸び脇から3本から5本位小さな枝が出ています。アレンジメントや活け花に入れたり、お正月の門松にしたりと多様に使われます。門松は平安時代末から「子の日の小松引き」などの行事を元に、鎌倉時代にかけて広まった習俗です。常緑であるので神聖なものとして扱われ、歳神様がその枝に宿り正月の依代とされるとされます。また悪霊や邪気の侵入を防ぐという事もあるようです。松の内とは松飾りを飾っている期間にあたり、その後はお焚き上げで小正月の頃に焼きます。

松の花は春4月~5月にかすかに松ぼっくりを感じるような少し赤実を帯びた薄茶色です。雄雌同株ですが、雌花が先端に付き、翌年秋に球果となります。

お正月頃に市場に出回る松はすべて10月頃から切り出され冷温室で管理されている物だそうです。理由は先葉が黄色くなってしまうため早めに切るとの事です。

ref: https://www.jugemusha.com/jumoku-zz-kuromatu.htm
ref: https://www.aoyamahanamohonten.jp/blog/2020/12/11/matsu/

シンピジュム カクテル

若干の茶色を感じるゴールドで、こちらも流行のニュアンスカラーで素敵です。私が過去手にしたシンピジウムの中で一番丈が長いお花でした。花の付も申し分なく、また茎もこの長さに関わらずしっかりしています。ゴールドがお好みのお客様、このシンピは即決でした。

シンピジュームはインド、ネパール、中国などをまたぐヒマラヤの高山地約1000mくらいの場所が原産の物と台湾など比較的暖かい場所の原産の物両方があります。ハイブリッドですので良いとこどりで寒さや高湿度に強い品種が多いです。

優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなどの蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

プロテア ビーナス

展覧会用のお花です。お持ちいただいた器が大きく、それにバランスするために大きなサイズのお花をご用意いたしました。インパクトを出しやすいお花です。長期展示用ですので、この条件もクリアです。

赤が強いピンクです。花期は11月から2月頃まで。色の出ている苞はつややかで葉に痛みのない物を選びましょう。水はあまり必要としないとの情報もありますが、それは根があっての事。むしろサイズが大きい分お水はたっぷり必要です。水あげは丁寧に行い、開花を確認してから出荷です。開いてしまえば2週間はフレッシュな状態で楽しめます。茎はシャープに斜め切りです。ナイフを使いましょう。ドライでお楽しみになる場合も一度はきちんと水揚げし綺麗な花の色の状態でドライにすれば一年は色も形も綺麗です。