7月~8月

アスクレピアス

一つ一つの花にクラウンを持つオレンジの可愛い花です。茎を切ると白い液が出てきます。水あげの際、液が付いた茎を洗ってから花瓶に入れます。キョウチクトウ科の植物は毒性のある物とされますので口に入れないように。

枝わかれしてスプレー咲きとなっている場合が多く、水が十分あがるととても長持ちするお花です。葉を落とし深水で水揚げ、その後は15㎝の深さもあれば十分です。同じような白い液がでる植物はフウセントウワタ、同じ科に属しますがフウセントウワタ属(ゴンフォカルファス)に分類されます。ブルースターも同じ科属で、白い液が出ます。似たようなシードポットを付けます。

暑さに強い花。南米原産の為日本では冬が越せないそうです。夏の庭では重宝しそうですね。相変わらずお値段はそこそこしますが、蕾までしっかりと開花してくれそうですので、価値は十分あると思います。

クルメケイトウ 久留米鶏頭 プティフルーツマーメイド

初夏なのですが、もうケイトウが出ていました。かわいらしいうすピンク色で飛び出す色ではありません。ふと黄色系のアレンジメントの中にふと埋めたくなりバスケットに入れたお花です。なにも関連性のない色同士ですが、色のバリエーションを増やし人の目を楽しませる目的です。

久留米ケイトウは日本で交配された品種として流通しています。花は半球状の種類です。赤、ピンク、黄色、サーモン、オレンジなど様々な色があります。夏の花なのですが、切り花としては気温がぐっと下がってからがお薦めです。まだ真夏ではないため十分一週間は楽しめます。

この花は花瓶の水を頻繁に取り替えて下さい。水に浸かりっぱなしの茎は柔らかく腐りやすいため、必ず切り戻しをかけ管理してください。短くアレンジメントに使うのもよいと思います。

グズマニア

グズマニアはメキシコなど中米から南米の熱帯雨林原産の植物です。色がついている部分は苞で実際の花は小さいです。園芸品種としてのハイブリッドが流通しています。色は赤、黄色、オレンジやこのグズマニアのようにクリームにグリーンの複色も多くみられます。苞の間に水を貯めて水分を取るため厳し環境でも長く持ちます。暑さには強いのですが寒さは苦手です。葉の部分は美しく大きな花の代わりにもなります。

 

 

ペンステモン ダークタワーズ

スレンダーで先端に穂状に釣鐘状の小さな花をつけます。ダークタワーズはライトピンクの花に表側は濃緑、裏側は赤紫色の葉を持ち、茎もダークなパープルで個性的な花です。ペンステモンはどちらかと言うとガーデニングのお花と思っていましたが、その常識は捨てました。葉も無駄なく使えとても魅力的な花で、トランジショナル=繋ぎの花として大活躍です。本来は一本の穂だと思いますが、脇から沢山の花芽がありました。

水に浸かる葉を落とし茎を斜め切りにするだけです。水揚げもよく手間いらずです。

アデナンサス クネータス

三角のシルバーリーフで、先端の若い部分はピンク色。色合いが優しく珍しさも手伝ってか、目に留まる素敵なリーフです。オーストラリア原産、ゆえに乾燥と高温は強いようです。しかし切り花となっては水は命。ナイフで茎を斜めにカットし、しっかり水あげしてから使いましょう。あまり長さがとれませんので、小ぶりのアレンジ向きです。

レザーファン

なめし皮のような艶を持つためレザーリーフという名前になったようです。温帯、亜熱帯地方に分布するシダ類の植物で原産は南アメリカのチリ、アルゼンチン、バルミューダ、ブラジル、オーストラリア東部、南アフリカ、マダガスカルなどです。

深い緑色で切れ込みの深い葉です。新鮮な葉はみずみずしく艶やかで美しいです。花瓶で管理しても、水スプレーをたっぷりとかけ新聞紙に包み冷蔵庫の野菜室で保存も可能です。その際は時々水分量を確認してください。全体が湿った状態でしたらOkです。

葉は捨てるところがないくらい有効に使えます。まずブーケに先端から2/3を使い、切り落とした下の部分1/3はアレンジメントに利用できます。ご自分で用意する場合は、すぐに捨てずしばらく取っておくとよいです。植物の切り分け方は随時レッスンでご紹介しています。

八丈島や鹿児島などの国産のものが良質で、今回は種子島産です。

アンスリューム フォルテッツァ

仏炎苞は白地に先端がピンク。美しく目を惹くコンビネーションです。こちらは肉穂花序の部分は太く艶やかでした。これなら長く頑張ってくれると確信です!お店にお届けするお花は環境状態が一般家庭より厳しく、夜間の暑さと昼間の空調の風などで厳しい環境です。少しでもよい物を見極めないとご迷惑をおかけしてしまいます。

アンスリウムは南米コロンビアやエクアドルの原産。暑さに強く独得な容姿が目を引き付けます。色のついたハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼び、中心部から出ている棒が密集した花が付く肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)です。葉は濃いグリーン、尖った先端に向かって葉のボディが徐々に細くなっていく形ですが、花ともよく似た形をしています。花、葉も切り花としては非常に長持ちです。普段の手入れも簡単、少しずつ茎を切り戻すだけです。

ビバーナム・ティヌス/ティナス

花は春、今の実は茶色で初冬に見れるような黒い実ではありません。この樹木の葉は月桂樹の葉のようなテクスチャーで、月桂樹という意味のLaurus Tinusと英語名が付いています。オレンジ色のバラと合わせるため、色がいささかダークでしたが購入しました。ブラウンも赤の仲間、オレンジ色も赤と黄色の混色ですので違和感なくまとまりました。

スカビオサ アルバ

真っ白で大きく素敵なスカビオサを見つけました。開いていない状態でしたが十分その魅力は感じます。アレンジメントに入れたところやっぱり素敵でした。主役を奪わないよう沈めて使いました。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。現地では夏の花で日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

リモニウム キノマルチーズピンク

遠目からはややくすんだベージュに見えたのですが、近づいてみると明度がおちついたピンク色から黄色が見え隠れする感じで可愛いではないですか! ピンク・黄色といろいろな花をすでに選択していたためフィラーにはちょうどよい色です。

ひと昔前はスターチスとよんでいましたが、現在はリモニウムと呼ばれています。萼片に色があり、ドライになっても色は褪せずに残ります。夏から初秋に出回る花ですが水が多いと茎がぬめりますので、できるだけ少な目に管理しましょう。残念ながら私は花粉症で手元に置く事が出来ない花の一つです。