東南アジア

東南アジア原産・分布

デンファレ ブラックキャット

遠目で見るとまさに黒に近い色です。深い深いバーガンディ。シンガポールからの輸入品ですが、あまりにも色が珍しく、また高品質である事から入手に至りました。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

ファレノプシス KVビューティ

優しく甘いオレンジ色の地にピンクのストライプが入ります。リップは濃いピンク。小ぶりのミディタイプです。白い大きなものから比べれば小さめですが、品質はかなりよく花は肉厚色もはっきりと出ています。蘭を始めトロピカルなエリアで育つ花々は暑さに強いですが、日本の夏の気温では毎日のお水替えをしてください。茎も洗い、少しずつナイフでカットし茎の先端をリフレッシュしましょう。

ファレノプシス ミディタイプ

ミディは小さめのサイズの総称です。茎も花も小ぶりです。茎が短いため花瓶に入れた時花の重みでひっくり返らないよう注意が必要です。花が多い場合はそれだけ水を多く必要とします。もし花に元気がなくなるようでしたら、咲いている花を下から1-2輪切り取り、茎もシャープに斜め切りにし深水で管理して下さい。咲きそうもない先端のつぼみを最初から切り落とすのも有効です。

母の日前日の市場は大混雑で、この花もあっという間になくなります。運よく入手できた事に感謝です。

ヴァンダオーキッド

青が強い紫色です。一輪だけでも豪華で普段はかなりのお値段なのですが、今頃は大量に出回りいつもよりお手頃に感じます。家で楽しむのでしたら、茎が曲がっていてもよいのではないでしょうか。花が沢山ついている場合は水あがりが遅いです。茎をしっかりと斜めに切り花びらに十分水が行き渡るよう管理して下さい。万が一元気がない場合は下の花を一輪か二輪切り落として様子を見ましょう。蘭は丈夫なお花です。ちょっとのメインテで長くお楽しみいただけます。

ミスカンサス

ミスカンサス 細長くやわらかな葉で手を切る心配もありません。カールさせて動きを出すこともできますので、ブーケにはとても重宝します。

東南アジアや南アジアの暖かなエリアに生息します。2月のこの時期に、とても長くてよいお品でしたので、おそらく輸入だと思います。イネ科ではなくキジカクシ科(ユリ科)の仲間です。属名はギリシャ語でophis 蛇 とpopon 髭の意味だそうで、日本語でもジャのヒゲなどど呼ばれそのまま「ジャノヒゲ属」となっています。

シンピジューム ダンサー

少しだけクリームかかった白にリップの部分(唇弁)に赤いスポットが入ります。花は中輪、アレンジメントの一つとして入れたかったのであえて小ぶりを選びました。目立たせないようにとアレンジしましたが、花の形が他とは異なるため、結果いいように目を捉える事となってしまいました。小さくてもランはランなのです!

シンピジュームはネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなど立派な蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

シンピジューム 'ダンサー' の入ったアレンジメント。どこかの国の方がクリスマスに使った資材を捨てずに再利用したデザインをアップしていました。まだ手元にのこっていた松を入れてアップサイクルしてみました。ドライのマテリアルを使うのは最近のトレンド。いろいろ入れて楽しんでいます。長持ちする花材に感謝です。

シンピジューム ピッコリーナ

薄ピンクの上品な色、大きく立派でしたのでお正月用のお花としたお配りした品種です。先端まで沢山の花がついていて茎も太かったのですが、後日お客様から途中で折れてしまったとのお知らせ。シンピジュームは長さのある茎にびっしりと花が付くため、折れた所で切り取り、水につけるには花を数個切り落とさなければなりません。ランは下から花が咲きますので、上半分はかなり長持する部分で、非常に残念でした。原因は花が大きく付きすぎる事により、茎が耐えられなくなってしまった事、また同じ理由で水が完全に上がり切れなかったなど考えられます。花選びはいまだに難しいです。申し訳ございませんでした。

シンピジュームはネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなど立派な蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

シンピジューム ゴールデンアイ

マンダリンオレンジ色のシンピジウム。明るい色をリクエストされていたため、こちらのお花を主役にしたブーケを作りました。卒寿のお祝い、それにお正月という事もあり、長老へのプレゼントでしたが華やかに仕上げました。

シンピジュームはネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなど立派な蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

モカラ トロピカルオレンジ

モカラはシンガポールにて、ラン科のアスコセントラム属、バンダ属とアラクニス属を掛け合わせて作られた育成種です。それぞれのよい所を取って生まれた品種ですので、色もよく日持ちもします。入荷したのは真冬ですが輸入品です。本来暖かなエリアの花の為冬の寒さはとても苦手です。暖かさを好むラン類、アンスリュームなどは適温で管理してください。水あげがスムーズですと一週間は花の色も褪せず楽しむことができます。モカラを購入する時は花がくたびれて下向きになっていないかよくチェックしてください。上手く水が上がっていればハリがあり写真のように綺麗です。蘭は一つの茎にいくつもの大きな花が付くため、飾っている途中元気がなくなってしまう場合もあります。そんな時は下の花2-3輪を潔く切り落とし、茎をナイフで斜めに大きくカットして新鮮な深水に入れて下さい。

モカラと同じように人口的に作られたランがもう一つあります。おなじみのアランダです。こちらもとても綺麗、むしろモカラより水あがりはよいと思います。どの花にも言える事ですが、なるべく清潔な花瓶とお水を用意してあげて下さい。鋏の消毒も忘れずに!

センリョウ

赤い実が美しく、お正月には必需となる実物。葉は革質でちょっとゴワゴワした手触りですがいたくはなくむしろ見た目よりやわらかです。周りには鋭鋸歯があり先が尖る葉は対生し葉が4つきれいに並んで見える。薬草としての扱いもあるようです。

今年は不作でお品不足、当然ながら価格も高値。そんな時お隣から千両が沢山あるのでいかがかと嬉しいオファー。立派できれいな葉と赤く艶やかな実でした。ご近所の皆さんでありがたく分けていただきました。