北米

北米原産・分布

ルピナス パールピンク

かなり茎が太く丈も長いルピナスです。葉も大きくバサバサしていましたので水あげの段階で1つか2つ残す程度にしました。ルピナスなどマメ科は水あがりがそれほど良くないためです。 'パールピンク'というネーミングがぴったりで上品です。ルピナスの特徴は花穂がゆったりとカーブする点です。日持ちは5日~1週間程度なのですが、このルピナスは見事に咲きかなり長く楽しめました。下から順に咲き始め花が終わると零れ落ちてしまいますが、トップの花までちゃんと開花してきますので茎を切り戻しリフレッシュさせてください。ブーケを組む生徒さんの目にとまり素敵な作品となりました。

ブルーのルピナスもあります。こちらはアメリカテキサス州に分布するものが有名です。

パンジー ジュエリーボックス

園芸品種として1800年代に北ヨーロッパにてサンシキスミレとビオラなどを交配して生まれたようで、今日では数えきれないほどの品種があり、色も緑以外はほとんど出ています。 フローリストが使うパンジーは丈が長めに栽培されているひらひらフリルのフレンチタイプものです。茎が柔らかく吸水フォームには向きません。小さなブーケが一番この花の魅力を出せると思います。一足先に春。この時期沢山使いたいお花です。

最近は品質もよくなりぐっと日持ちするようになりました。特別な手入れは不要です。茎を時々切り戻しリフレッシュしてあげましょう。

レモンリーフ

レモンリーフと呼ばれますが、英国ではサラル Salalもしくはゴーテリア gaultheriaと言わないと通じません。北米東部が原産。アレンジメントにブーケに万能な葉です。皮のようなザラザラ感が特徴です。葉物としてほぼ一年中入手可能です。晩春に白やピンクのスズランのような花をつけるそうですが、花付きのレモンリーフはまだ見たことがありません。とにかく丈夫で長持ちです。アレンジメントにブーケにもとてもよく活躍してくれる葉っぱです。

パンジー カルメン

園芸品種として1800年代に北ヨーロッパにてサンシキスミレとビオラなどを交配して生まれたようで、今日では数えきれないほどの品種があり、色も緑以外はほとんど出ています。 フローリストが使うパンジーは丈が長めに栽培されているものです。茎が柔らかく吸水フォームには向きません。小さなブーケが一番この花の魅力を出せると思います。

ジュニパー/西洋ネズ

シルバーグレーの葉にシュガーフロストしたような実が枝にびっしりとつくコニファーです。原産はクロアチアやスエーデンなど大変寒い地域、アメリカの北部、さらにはメキシコの北部にも分布しています。耐寒マイナス39度くらいまで。木肌は明るめの色でゴツゴツしているのが特徴。根本まですべて使いたい一本です。実はジンの香り付けにされます。クリスマスの飾りにはマストアイテムです。今年も円安の影響でですがやっぱりリピ買いしています。一部先端がすでにドライになってしまっていましたね。管理不足でした。申し訳ございません。

アスクレピアス

一つ一つの花にクラウンを持つオレンジの可愛い花です。茎を切ると白い液が出てきます。水あげの際、液が付いた茎を洗ってから花瓶に入れます。キョウチクトウ科の植物は毒性のある物とされますので口に入れないように。

枝わかれしてスプレー咲きとなっている場合が多く、水が十分あがるととても長持ちするお花です。葉を落とし深水で水揚げ、その後は15㎝の深さもあれば十分です。同じような白い液がでる植物はフウセントウワタ、同じ科に属しますがフウセントウワタ属(ゴンフォカルファス)に分類されます。ブルースターも同じ科属で、白い液が出ます。似たようなシードポットを付けます。

暑さに強い花。南米原産の為日本では冬が越せないそうです。夏の庭では重宝しそうですね。今回はなかなかの高値でしたが、10日以上も花が咲き続け、さらに蕾まで開花してくるとなると楽しみは倍増、価値は十分あると思います。

パンプキン/南瓜

飾りカボチャ数種をハロウィンの為にそろえています。今年はなんとなくパンプキンの入荷が少なく、レッスン直前に揃いました。一つの理由は円安で輸入が少なかったのかなと思います。気温が高い場合はやはり冷蔵庫の野菜室へ入れておくと安全です。

アメリカテマリシモツケ リトルエンジェル

今月は2回もテマリシモツケを購入。今回は紅葉しておりとても深い赤紫です。シモツケの種類は庭木として人気との事で、春に手毬状の花をつける樹木です。’リトルエンジェル'は前回購入したルテウスよりも状態は良かったです。一年中あるとの事ですが、ここ最近ライムグリーンや紅葉した葉の入荷があります。

北米東部原産、寒さにも暑さにも強い庭木ですが日本の湿度には弱いようです。花はコデマリのような花が春に沢山付きます。樹皮がむけるとの事で、浮き上がった樹皮の下には次の樹皮が見えるとの事で、ナインバーク(ninebark)と呼ばれるそうです。

ナイフで斜めに茎をカットし深水で水あげしました。葉が多いため下がりやすく油断するとすぐに頭を下げてしまいます。何度も切り戻しをかけなければなかったのですが、ちゃんと切り戻すと1週間爽やかなグリーンでいてくれます。庭にあったら切り取ってすぐに水につけられますが、日が経っている場合は微妙にむずかしい植物です。

トルコキキョウ セレブグレープ

暑すぎる夏が終わって花には大きな影響が出ています。本来ならば発色、茎、葉もよいお品物が出回りますが、今年はどれも今一つパワーが足りません。花が変形している物もちらほら。袋でパッキングされていますのでなかなか中の状態も確認できないので困ります。もちろんお代を上積みすればそれなりの物を入手できますが、レッスンで使うお花はそれほど高いと生徒さんの負担になります。今年は暑さの影響という事でいたしかたありません。日持ちは5日程度としておきます。

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。尚、真夏は茎がぬめります。こまめに水を取り替え茎を切り戻してください。