日本

日本原産・分布

アスチルベ ピンクグロリア

とても趣のある花で、空間を埋めるトランジショナルフラワーとして使います。以前はちょっと価格は高めでしたが今年お手頃になっている事に気が付きました。水落ちしやすく4日位しか持たないのですがアレンジメントもブーケもふんわりとして優しい雰囲気となりますので手が伸びてしまいました。

水揚げは湯上げがお勧めです。一気にしっかり先端まで水を飲ませないとすぐに水落ちしてしまいます。

ーイギリス花留学ー

英国フラワースクール フラワーデザイン・オブ・ブリテン
ウッドランドコース 
2025年9月21日-25日

持続可能な未来に向けて、環境に優しいオーガニックなフラワーアレンジメントのレッスンを英国にて開催します。参加者募集中
詳細

ーーー

カジイチゴ/キイチゴ ベビーハンズ

キイチゴ ベビーハンズとして出回りますが、棘のないカジイチゴ(梶苺)です。日本在来種です。6月頃に出回る葉は小さめのグリーンです。そのためベビーハンズとよばれるのだと思います。秋になると美しい紅葉の葉が流通してきます。最初の水あげがスムーズでしたら1週間はよい状態でいてくれます。

花言葉ref: https://hanalabo.net/2021/06/23/kiichigo/

アスチルベ

ここ5年間で2回目の使用です。理由は水あがりが悪くまた水も下がりやすいためです。5月ころから咲くお花ですので、今が旬となりとてもよいお品でした。葉をほとんど落として管理しましたがやはり4日でアウトでした。めったに使わないので湯上げを忘れてしまった事が敗因だと思います。雰囲気のある花姿なのでまたチャレンジしてみたいと思います。

私たちが手にするアスチルベは A. chinensis, A. japonica, A. thunbergiiA. astilboidesの4つの品種を交配させてできています。ですので学名はなく交配を表す掛け合わせの表記となっています。Astilbe × arendsii。

水あげの方法は湯上げがよいです。細い茎ですが頑張ってナイフでシャープに切り落としましょう。茎の表面積を広げればそれだけ水あがりが良くなるはずです。

ref: https://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?taxonid=242008&isprofile=0&

 

啓翁桜 ケイオウサクラ

寒い時期とは異なり、3月の今は気温が上がれば開花が進み一週間ほどで花はなくなりますが、桜は枝が美しくいつまでも花瓶に残してしまう植物です。

支那実桜を台木として彼岸桜を接木したところ枝変わりが生まれたので、作出者(久留米市山本の良永啓太郎さん)の名をとり啓太郎桜(ケイタロウザクラ)と命名(日本花の会 桜図鑑より)http://www.hananokai.or.jp/sakura-zukan/
山形が有名な生産地
学名 Cerasus ‘Keio-zakura’

ユキヤナギ 小雪

三寒四温の3月。我が家のユキヤナギも中旬すぎから蕾が膨らみだしました。さすがにトップシーズンで値段も落ち着き、開花もスムーズです。やはり旬のお花は美しく利用しない手はありません。ガーベラの間からチラチラや、植生を考えたアレンジメントにと利用範囲は広くすべての枝を使いきりました。

日本、中国西部原産。薄いピンク色もあります。フィラーとしてはコスパ抜群でレッスンではこの時期ヘビロテとなっています。

茎はとても固いです。枝切ばさみを用意し、茎を縦に割りをいれると水がりがよくなります。木槌で茎の先端を10㎝位たたく方法もありますが、その際は茎を洗ってから花瓶に入れましょう。

 

ユキヤナギ 小雪

日本、中国西部原産。薄いピンク色もあります。春寒い時期から出回りますが、気温が低いとなかなか開花しませんので暖かいお部屋で楽しみましょう。小さい花ですが、一本についている枝数が多いため開花するとボリューミーになり素敵です。枝の間に春色の花を加えて飾ってみて下さい!ついつい季節先取りで目を奪われてしまうのですが、路地物で4月に咲くお花、12月はさすがに厳しかったかな。昨年もそんな事書いていましたので、来年はリストの見直しをしてから買い出しに行こうと思います。

茎はとても固いです。枝切ばさみで茎の先端を縦に割りをいれると水がりがよくなります。木槌で茎の先端を10㎝位たたく方法もありますが、その際は茎を洗ってから花瓶に入れましょう。

アカマツ

今年のお正月は赤松の優しい枝を選びました。年末に何が高かったかと申しますとマツ類がダントツで高値だったのです。松市直後に並ぶ立派な松たちを見ながら、大きな枝を切り分けて使う事にしました。女松は柔らかくとても扱いやすいです。小枝が花の間から見えるのも柔らかな動きを感じてよいかと思います。

詳細:https://www.uekipedia.jp/

ウンリュウヤナギ

くねくねと曲がった枝が特徴。大型のとなり垂れ下がった枝を観賞するとの事ですが、通常は上を向いた状態の枝を使います。ねじれた枝に味があり、アレンジメントでは空間に高く見せたり、自然の雰囲気を出すためメインの花と一緒にいれる花材として活躍の場が多いです。柔らかく扱いやすいため、一般のご家庭で枝を束ね花瓶にそのまま活けて楽しむのも素敵だと思います。お正月の枝物として竜が天高く昇る姿とされる雲龍柳を加えました。夏の枝はグリーンですが、冬はブラウンの素敵な色となります。

モミノキ

モミの木 日本の秋田・岩手より南に広く分布する常緑針葉樹、コニファーの一種。 日本原産ゆえにJapanese firと呼ばれる。クリスマスツリーの木で、欧米では大量に出回ります。今年はヨーロッパモミが出回っていましたので入荷しました。モミは太くて大きいので、小枝は束ねる用に、太い部分はフォームに挿しこんで使うとよいです。シルバーグレーが大変美しく、これが一本あるだけでクリスマスのムードが高まりますのでマストアイテムです。

ヒムロ杉

グレーイッシュで柔らかい肌触りの常緑樹。ヒノキ科のサワラの園芸品種で垣根などに利用されている事が多い。交配品種のため原産地はなし。柔らかくボリューミーですので、他のコニファーとミックスしてリースなどに利用します。グリーンとグレーが混ざるなんともいえない色です。

Ref: 植木図鑑