アフリカ

アフリカ原産・分布

ポリシャス

紅葉のような掌状葉で、葉の周りがギザギザになっている種も多くありますが、柔らかく扱いやすいユニークな葉です。バヌアツなど熱帯の太平洋諸島出身の為、本来は寒さが苦手のはずなのですが出回っていました。水が下がりやすいため普段はあまり手にしないのですが、寒い時期は葉の蒸発量も下がるためブーケ用に用意しました。ボサボサと一枝でもかなりの量ですので使いやすいと感じました。

プロテア ピンクビーナス

赤が強いピンクです。花期は11月から2月頃まで。色の出ている苞はつややかで葉に痛みのない物を選びましょう。水はあまり必要としないとの情報もありますが、それは根があっての事。むしろサイズが大きい分お水はたっぷり必要です。水あげは丁寧に行い、開花を確認してから出荷です。開いてしまえば2週間はフレッシュな状態で楽しめます。茎はシャープに斜め切りです。ナイフを使いましょう。ドライでお楽しみになる場合も一度はきちんと水揚げし綺麗な花の色の状態でドライにすれば一年は色も形も綺麗です。

アスクレピアス

一つ一つの花にクラウンを持つオレンジの可愛い花です。茎を切ると白い液が出てきます。水あげの際、液が付いた茎を洗ってから花瓶に入れます。キョウチクトウ科の植物は毒性のある物とされますので口に入れないように。

枝わかれしてスプレー咲きとなっている場合が多く、水が十分あがるととても長持ちするお花です。葉を落とし深水で水揚げ、その後は15㎝の深さもあれば十分です。同じような白い液がでる植物はフウセントウワタ、同じ科に属しますがフウセントウワタ属(ゴンフォカルファス)に分類されます。ブルースターも同じ科属で、白い液が出ます。似たようなシードポットを付けます。

暑さに強い花。南米原産の為日本では冬が越せないそうです。夏の庭では重宝しそうですね。今回はなかなかの高値でしたが、10日以上も花が咲き続け、さらに蕾まで開花してくるとなると楽しみは倍増、価値は十分あると思います。

グロリオサリリー サザンウィンド

ユニークな形をしたユリです。塊茎があり茎から伸びた蔓が何かに巻き付いて成長してゆきます。花ビラは反り返り独特な形です。花粉は色が十分出てからとりましょう。

アフリカの熱帯エリア、アジアも熱帯エリアに分布。これからの日本の夏も熱いと思いますので、この花を庭に植えておくのもよいかもしれません。ただ直射日光は苦手との事。半日陰を明るくしてくれるお花でしょう。薬用の成分があるとの事ですが、有毒と教えられました。ユリの根などと言って絶対に食さないように。

リューカデンドロン コアラブラッシュ

’コアラブラッシュ'で探してみたのですが、みつかりませんでした。 先端の葉先に可愛いピンクがのっています。この様子からブラッシュという名前になったのだと思います。'L.discolor 'が似ていますので、この品種としてご紹介します。南半球は季節が反対、日本の秋口はオーストラリア・あるいはアフリカの春先となります。季節的に春先の若い枝ではないかと思います。ちょうどシュートが出てその先端が黄色である場合が多いです。いずれにせよリューカデンドロンは83品種もありますので、その一つとしておきます。

こんなに丈夫な植物ですが、今回に限っては暑さは厳しく下の葉から枯れてゆきました。ですが約一週間、さわやかな色を十分楽しませていただきました。

ref: ttp://pza.sanbi.org/leucadendron-discolor

ドラセナ サンデリアーナ

30年位前にかなり流行したミリオンバンブー。暑い時期でもなんとなく涼し気です。バンブーとついているので竹と勘違いする方も多いのですが、ドラセナ・サンデリアーナです。根が付いていますので、長いまま使う場合は根も残しておくといいと思います。私は後で鉢植えにしてみようと思います。
 

アフリカ原産の植物ですので、暑さにとても強くグリーンも爽やかです。スパイラルにツイツトして育てられていますので、スパイラルバンブーというタグもついていました。いずれにせよ個性的ですので目を引きます。フォーマルリニアのアレンジメントに使用予定でした。風水では幸運につながるよい植物として知られています。

ref: https://andplants.jp/blogs/magazine/luckybamboo

 

 

ドドナエア

ドドナエアはオーストラリア・アフリカや亜熱帯エリアに広く分布していますが、原産地はオーストラリアとされています。葉はやや細長くオリーブのような感じ。カサカサとして月桂樹の葉のようなテクスチャー。水あげはあまりよくなく細い茎を深く斜めに切り込みました。うっかりして水につかっていない状態の枝があり先端はかなり乾燥してしまいました。丈夫そうですがデリケートな面もあります。葉の色が季節によりあまり変わらないものはDodonaea 'viscosa'、寒くなると銅葉に変化するものDodonaea'Purpurea'、こちらはニュージーランドで発見されたとされています。常緑樹で春から夏にかけては緑色で、目立たない小さな花が4月に付きそのあとグリーンの小さな実もつき、夏ごろにはやがて豆のさやのようなものに変化し趣があり、近年庭木として人気のようです。ホップブッシュというニックネームがあります。今回初めて使う植物、生徒さんとレッスン中にこの植物の事を調べながら、かなりわくわくしてしまいました。

https://gardenstory.jp/plants/10273
https://www.yu-kikobo.com/plants/47316/

ラケナリア 春のほほえみ

青みが強い黄色で、先端にピンクが入る事も。早春から出るお花ですが、なんだかこちらも外せません。ムスカリのような茎、少し柔らかいのでもしアレンジメントに使うのでしたら、フォームに穴をあけながら差し込むといいと思います。ブーケにすれば一週間は問題ありません。

ナミビアや南アフリカケーブ地方に多く自生している球根植物。約133種類もあり、日本での栽培は約40年ほど前から。小さな植物ですが結構長く咲いていてくれます。ナチュラルコンポストにこだわる生産者さんの努力の賜物だと感じます。他の品種には白のペルーシ種、紫、ピンク、オレンジ、あるいはグリーンとオレンジなど複色もあり毎回の出会いはちょっと目新しく感じます。今回は鮮やかなライムグリーン。品種名の'春のほほえみ'というイメージよりもうちょっとパワフルで主張があります。

ナミビアや南アフリカ原産の植物です。いろいろ種類あります。
https://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/lachenalia

サイネリア ティアベビーピンク

桜の花のように可愛いです。ポットフラワーでブルーや紫などの小さな鉢植えが出回っていますが、切り花となると70㎝位まで成長した花が一般的です。花はなるべく下から枝分かれしたものがブーケにもアレンジメントにも使いやすいです。蕾がたくさんついていますがある程度整えて使いましょう。開花する時に水をよく吸いますのでこまめにチェックしてください。暑さと湿度が苦手です。

シネラリアあるいはサイネリア両方の名前で呼ばれますが、アフリカ北西部カナリー諸島、マディーラ島やポルトガルの西1300kmの北大西洋上のアゾレ諸島などが原産で。1777年英国王立ガーデンによりキク科ペリカルリス属を交配させ誕生した花です。冷たい冬の海風にも強く、冬から春にピークを迎える花です。アゲラタム、ガーベラやヘリクリサム、ヒマワリなどと近品種。

ref: https://bloomiq.com/indoorplants/43
ref: https://hanatama.jp/pericallis-hybrida.html
 

ラケナリア 春のほほえみ

ナミビアや南アフリカケーブ地方に多く自生している球根植物。約133種類もあり、日本での栽培は約40年ほど前から。小さな植物ですが結構長く咲いていてくれます。ナチュラルコンポストにこだわる生産者さんの努力の賜物だと感じます。他の品種には白のペルーシ種、紫、ピンク、オレンジ、あるいはグリーンとオレンジなど複色もあり毎回の出会いはちょっと目新しく感じます。今回は鮮やかなライムグリーン。品種名の'春のほほえみ'というイメージよりもうちょっとパワフルで主張があります。

ナミビアや南アフリカ原産の植物です。いろいろ種類あります。
https://www.pacificbulbsociety.org/pbswiki/index.php/lachenalia