ビーダーマイヤー Biedermeier とは18世紀にドイツで流行した、簡素な日常生活に目を向けた生活スタイルの時代を指します。言葉自体は風刺雑誌に出てくる人物の造語との事です。フラワーデザインにおけるビーダーマイヤー/ビデマイヤー時代はスイスやオーストリアで発祥ともドイツで発祥ともいろいろ説はありますが、その前の時代のチューダーやダッチアンドフレミッシュ、バロックのような重厚な様式とは大きく異なってきます。
今月は歴史を振り返りビーダーマイヤー時代に流行したウェディングブーケを作成しました。ビーダーマイヤーブーケは中心の花と異なる花数種類を使ったコンパクトなドーム型、あるいは円錐状の形をしたブーケです。中心には丸い花、あるいは小花を丸く組み、その周りにそれぞれ一種類の花を同心状にきっちりと詰めて並べます。最後はリーフとチュールやレースなどで仕上げます。この特徴はイギリスのビクトリアンポージーにも見られ、当時の流行ぶりがわかります。オールワイヤーで非常に手のかかったブーケです。どの生徒さんの作品も大変よくできており非常に完成度の高い作品となりました。
作者
Hiromi
開催月
6月
デザイン分類
茎の方向
花材の配置
成長点
ワイヤーワーク
ブーケストラクチャー
ブーケの形
使用花材
バラ 'スィートアヴァランシェ+'
Spバラ 'ドラフトワン'
リンドウ 'ピュアホワイト'
リモニウム 'ブリスホワイト'
Spバラ 'ヴェールウッズ' 小さい白
シロタエギク
ヘデラ