Acacia baileyana F. Muell.

ギンヨウアカシア ミモザ オーストラリア原産

F. Muell. フェルディナント・フォン・ミュラー ドイツの生物学者 オーストラリアで活躍 1825年6月30日ー1896年10月10日

ギンヨウアカシア / ミモザアカシア

オーストラリア東南部のNew South Walesの島の限られたエリアが原産。少量の水でも育つ...という事は根が大きく張り家の基礎を壊してしまう可能性もありますので注意が必要です。ラテンのAcacia baileyanaはオーストラリア出身のボタニストFrederick Manson Bailey氏に由来します。冬から早春にかけて香のある花を付けます。葉は繊細で、細かく切れ込みの入った羽状複葉で色はシルバーグレー。

鮮やかな黄色い花をつけますが、私は花粉症で苦手です。できるだけ蕾の状態の物を選び葉としての利用にとどめています。ガサガサしてボリュームのある葉はブーケや給水フォームを使わないアレンジメントなどにとても有効的です。水上りはさほど良くないため、あまり長い枝は途中でカットしてコンディショニングしています。暖房の効いている部屋では特に注意しましょう。

ギンヨウアカシア / ミモザ

ミモザには花粉のアレルギーがあり、花は咲かない状態での利用を念頭に仕入れました。葉がシルバーかかった優しいグリーン、また切れ込みの多いデリケートな羽片が茎にびっしりと螺旋状に互生してついていますので、長い茎のどこを切ってもアレンジメントに使えます。この花のピークは3月、一般家庭のお庭でも多くみられます。ドライになりやすいため、しっかりと水あげし、絶対に風の当たらない所で管理。逆にこの性質を利用してドライのリースやスワッグなども作る方が多いですね。花の色も鮮やかな黄色でドライになっても色は抜けにくいのが特徴です。

3月8日の国際女性デーのシンボルの花でもあります。