周年

トルコキキョウ エンゲージグリーン

北米 ワイオミング州南東部、ネブラスカ、テキサス南部やメキシコなどミシシッピ川とロッキー山脈の間の草原地帯が原産。現地で咲いていた花はうす紫色、テキサス・ブルーベルという愛称で親しまれてきました。日本での交配が進み花はシングル咲き・ダブル咲き色も白、グリーンかかった白、クリーム、優しいオレンジピンク、優しい黄色、紫と白の複色があったりととても豊富です。気温の高い時期にありがたいお花です。よい物でしたら5輪も6輪も一枝につきますので華やかになります。水に浸かる部分の葉はきちんと処理をしましょう。小さなカケラでもバクテリア発生の原因になります。

ヒペリカム ココバンブー

一年中流通する実物で、色も薄いピンク、クリーム、ライムグリーン、赤、そして深い茶色までバラエティ豊かです。欧米の方はコーヒービーンズなどとも呼びます。今回入手した'ココバンブー'は長さ70㎝、実も大きく沢山ついていました。沢山の水を必要とするため、大きな葉は処理しやや深水で管理すると長持ちします。もともとは夏から秋まで実をつけますが、一年中入手可能です。

薬草としてヒポクラテスの時代(紀元前460-370)から神経痛の緩和などに利用されていました。ちなみに薬草に使われる種類はHypericum Perforatum 別名St. John Wort。もう一つの呼び名はTutsan、フランス語ですべてが健康という意味のToutesaineからきています。

Ref: https://www.holex.com/flowerwiki/hypericum/

カーネーション アルト

70㎝あるカーネーションです。蕾の状態で入荷、水揚げとともにゆっくりと開花しました。予想外に大きなサイズとなってしまいましたのでアレンジメントには入れる事はできませんでしたが、ご近所の皆さんへお配りしました。千葉県干潟JA出荷のカーネーション。本当にお見事です!

気温が高いため日持ちを10日としましたが、もう少し寒い時期でしたら2週間は美しく咲いてくれると思います。

スプレーカーネーション モカスィート

蕾の状態は少しくすんだピンクにみえましたが、開花したらミルクタップリのモカ。微妙な色あいで素敵です。長さも葉の状態もよくかなり沢山のつぼみがついていましたが、皆さんに手渡す前に少し整理しています。小さすぎる蕾はその茎の体力を消耗させるだけですので今ある大きな花に栄養が少しでも行き渡るとよいと思います。使いやすいスプレータイプ。今回は特に小さなアレンジメントでしたのでとても重宝です。

ガーベラ サララ

日が経つと中心部がやや盛り上がり、花びらも長くなりとても華やかになります。丈は70㎝近く。大変立派です。茎が長い分水上がりも一晩かかりますが、しっかりと上がると花びらが横から見ると180度展開し、ぱりっと張りがでてきますのでわかります。

林園芸さん気温が高くなっても安心です。

スプレーマム コロン

まん丸で小さなクルミボタンのように可愛いです。中心部がライムグリーンで、成長が進むにつれグリーンの部分が小さくなります。新緑の季節ですのでこの色が目に留まりました。ピンポンとかポンポン(pompomー英)マムなどと呼ばれます。本来菊の季節は秋ですが一年中入手可能です。和風にも洋風アレンジどちらにも使え、しかもとても長持ちです。

Lシェイプ アレンジメントの基本を学ぶ

インバーティトTの形の変形でもあります。いずれにせよトライアンギュラーのバリエーションです。花材の切り分け方、器とのバランス、ポーションなどいろいろ学びます。器も含めてグリーン系から白でまとめました。単色使いのモノクロマテックのカラーハーモニーとしてもよいと思います。

アルストロメリア ミヤケオリジナル

南アメリカ アンデス山脈の寒冷地が原産。ハイブリッドが多く色も豊富。柔らかい花びらではあるがとても丈夫。花は散形花序・茎の先端に沢山の花を付けるため取り分けてアレンジメントに使えます。

とても好きな生産者さんのお花です。ミヤケさんのお花は大変丁寧に作られていて、繊細ですがどれも美しく丈夫=とても長持ちしてくれます。このアルストロメリアも花弁が細めで独得な雰囲気です。アレンジに入れる数ある中でも目に留まります。