周年

ルスカス

艶やかな濃いグリーンでとても使いやすい葉物です。葉の部分は茎が平べったく変形した物で、葉の裏側に花が付いている場合があります。アフリカ北部のアルジェリア、モロッコ、チュニジア、スペインやシチリアやマルタ島、地中海沿岸原産。葉の色も変わりにくく大変長持ちです。一年中入手可能なのはありがたいです。特に八丈島産の物は高品質でいつもお気に入りです。

ブーケやアレンジメントに切り分けて使います。長い茎に沢山葉がついており、下の方まで余すことなく使ってしまいます。

Ref: The Kews http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:540453-

お誕生日のお祝い花

良妻賢母で素敵なママへのフラワーギフトです。落ち着いた色ではありますが、スィートピーで軽さを持たせたアレンジメントです。ツルバキアフレグランスやスィートピーで香りもお楽しみください。Happy Birthday!

 

ヒペリカム ココカジノ

艶やかな実ものです。今は一年中流通しており困ったときのフィラー(花と花の間に入れるもの)はこちらをお勧めします。ピーチかかったピンクの実ですが、白地にピンクが多いパッケージを発見。スィートピーと一緒に使いたかったのでベストなチョイスでした。

他の種類の色は薄いピンク、クリーム、赤、そして深い茶色までバラエティ豊かです。欧米の方はコーヒービーンズなどとも呼びます。沢山の水を必要とするため、大きな葉は処理しやや深水で管理すると長持ちします。もともとは夏から秋まで実をつけますが、一年中入手可能です。

薬草としてヒポクラテスの時代(紀元前460-370)から神経痛の緩和などに利用されていました。ちなみに薬草に使われる種類はHypericum Perforatum 別名St. John Wort。もう一つの呼び名はTutsan、フランス語ですべてが健康という意味のToutesaineからきています。

Ref: https://www.holex.com/flowerwiki/hypericum/

デンファレ プラモット

11月ですが沖縄産の素晴らしいデンファレを発見。花容姿も美しく品が漂います。迷いはなくすぐに手に取りました!とても美しいです。

デンファレは原種系の蘭デンドロビウム・ギバナムの交配種。デンドロビウム ファレノプシスの流通名ですが、花の形が胡蝶蘭に似ている事からこのように呼ばれています。ref: https://www.aos.org/orchids/additional-resources/dendrobium-culture.aspx

ステムが長い蘭は水が先端まで届きにくく管理が難しい花の一つです。もし花が付きすぎている場合はトップの小さすぎる蕾を数個カット、あるいは下の花を1~2輪整理すると水揚げもよくなります。切り分けてアレンジメントに利用すればすべての花に水が行き渡りますので有効的な利用法です。その際はステムをアレンジする前に30分程度水を吸わせコンディションを整えると張りが戻りよい状態となります。せっかく巡り合えたお花、大切に最後まで飾ってあげたいと感じます。

バラ オークランド

ティーンエイジャーの女の子へのフラワーギフトのご発注に、まさしくこの甘いオレンジ色を探していました。こんな蕾ですがオークランドは大輪に開花するお花です。

茎が長いため、沢山の葉は落とし深水でじっくりみずあげしました。花が開き始め張りが出てきたらOKです。秋の他の植物たちにもよく調和し、使いやすいお色目でした。ただしサイズは注意です!

バラ ソラーレ

爽やかな黄色です。鮮やかさがひときわ目立ちます。群を抜いて背丈が高かったため写真を撮るのを忘れてしまったくらいです。高さがある作品のデザインでしたのでこの長さが大変ありがたかったです。でもプレゼントにする場合は黄色のバラは花言葉があまりよくありませんのでご注意下さい。

葉に艶があり思い頭を支えられるくらいの太い茎を選びましょう。私は農薬へのアレルギー反応が出るため、葉に白い粉がのっているようなものは絶対にX。

茎は斜めにナイフでカット。清潔な花瓶でお楽しみ下さい。