オーストラリア

プロテア ピンクビーナス

赤が強いピンクです。花期は11月から2月頃まで。色の出ている苞はつややかで葉に痛みのない物を選びましょう。水はあまり必要としないとの情報もありますが、それは根があっての事。むしろサイズが大きい分お水はたっぷり必要です。水あげは丁寧に行い、開花を確認してから出荷です。開いてしまえば2週間はフレッシュな状態で楽しめます。茎はシャープに斜め切りです。ナイフを使いましょう。ドライでお楽しみになる場合も一度はきちんと水揚げし綺麗な花の色の状態でドライにすれば一年は色も形も綺麗です。

バンクシア

オーストラリアやアフリカに分布。170品種もあるヤマモガシ科の植物。オーストラリアとアフリカは大陸がつながっていたとの説があるので、両方が原産地であると思います。山火事になると種を飛ばし種の存続をする面白い植物です。乾燥に強くドライフラワーになっても姿は変わりません。スワッグなどで楽しむとよいと思います。

グレビリア バイレアナ/ゴールド

表側は深いグリーン、裏側はマットな質感のブラウンのリーフです。葉の形状は大きく切れ込みも深く入っています。個性的でとても人気です。ドライになっても美しくクリスマスのアレンジメントやスワッグなどに使いました。

花は8月から12月まで咲き、非常に甘い香りと密があるため昆虫や鳥たちが集まってくるそうです。

ref: https://somemagneticislandplants.com.au/white-oak 樹の写真があります。

ユーカリ ポリアンセモス

花の蕾はポポラスベリーとしてクリスマスの時期に流通します。オーストラリア西南部の原産。クリーム色の花は9月から12月頃まで、南半球ですので、ちょうど春の時期。今回入手はハートシェイプの葉で、葉も樹によってちょっと細長くなったり楕円形に出たりと様々なようです。英語の流通名'Red box'は木の幹についている皮の形状の事だそうです。

しっかりと茎を切り一気に水揚げしてしまいましょう。私は比較的深水にしています。乾燥すると葉の色が変わりドライでも楽しめます。香りも楽しめますが、フトモモ科のアレルギーの方は、実からこぼれる種に要注意です。

ユーカリ プルベルレンタ/銀世界 ベイビーブルー

青みのあるシルバーグリーンの丸い形の葉。銀世界という流通名が付いています。切り花としてもっとも流通量の多いユーカリの一つで、英語圏でもフローリストがよく使うシルバーの葉としての名前までついています。日持ちもよく香りも豊です。葉が大きくなると茎も太いため、用途によってサイズを選ぶといいでしょう。葉のオイルには毒成分があります。コアラがいつも緩慢な動きをしているのは、もしかしたら眠気をさそうような成分があるのでしょうか。最近は国産が鮮度もよくとても使いやすいです。

ユーカリは水を求めて地下深くまで太い根を延ばします。成長も早いため鉢での管理をオススメします。

ヴァンダ オーキッド

特別な時にこそ使いたいお花です。東南アジアやオーストラリアの一部で気温も湿度も高い国の出身ですので寒くない環境が好ましいです。たくさんの品種がありますが、一般的によく見るのは青紫系です。薄いバイオレットもありますがいずれもブルーベースのお花とよくマッチします。蘭は花が付きすぎて元気がなくなる場合があります。下から花を数個切り取り、茎も深く斜めに切り様子を見て下さい。水がしっかりあがれば色も形もそのままで数週間お楽しみいただけます。

ワックスフラワー ホワイトプリザード

南半球オーストラリア原産です。春から夏のお花、南半球はちょうど季節が逆の為冬に入荷する植物です。枝分かれしているので私にとっては万能選手!

草木の為水上りが悪いです。水に浸かる葉はもとより少し上の方まで葉を落とすと水が上がりやすくなります。ナイフで茎をカットしてください。

ワックスフラワー オフィア

オーストラリア原産です。春から夏のお花、南半球はちょうど季節が逆の為冬に入荷する植物です。枝分かれしているので私にとっては万能選手!今回は花も大きくまた、頭頂に付く房も立派でした。円安でありえない値段でありました。フィラーなのですがどの花よりも高かった!ちゃんと確認すればよかったとちょっと反省です。

草木の為水上りが悪いです。水に浸かる葉はもとより少し上の方まで葉を落とすと水が上がりやすくなります。ナイフで茎をカットしてください。

ライスフラワー

ピンクかかった小さな米粒のような蕾が付き、やがてその一つ一つが開花します。米粒のような事からライスフラワーと呼ばれます。オーストラリア東部の固有種でもあります。ワイルドフラワーの一つとも思いますが、水あげを完璧にしないとすぐに萎れてしまいます。アレンジメントに切り分けて使えば一枝でかなり取れますし、茎を短く使う事により水のもちもよくなります。

意外にもデリケートな花です。草木の茎ですので、シャープに切り深水で一日様子を見て下さい。尚水につかる部分の葉はすべて取り除きましょう。少しでも花に水がゆけばそれだけ綺麗に咲いてくれます。キク科の為私は残念ながらこの花のそばには寄れません。