Oleaceae

モクセイ科

レンギョウ

枝全体を黄色い花が覆い、咲きそろうととても華やかです。デリケートで他の花などと擦れるとボロボロとすぐに落ちてしまい、気が付くと花瓶の中一面に黄色い花びらが浮かんでいたりします。ですが、花もちはよく咲きそろってから一週間はしっかりと咲いていてくれますのでレモンイエローで華やかです。

薬草として平安時代初期あるいは江戸時代に渡来。しっかりと枝を割り水あげをする必要があります。一度十分に水が上がってしまえば花が咲き続けてくれます。

ネズミモチ

花の季節は春の後半から初夏。クリーム色のほのかに香花を沢山つけます。葉は常緑で椿のようですが、椿よりは薄いです。花よりも実物の利用で活躍します。10月になれば青い実がなり、やがて秋が深まる頃ダークな色に変化。オリーブと同じモクセイ科ですので特徴はまったく同じです。実のついている枝はたいてい柔らかくとても使いやすいです。葉は切り花のすると落ちやすいため、さばいて使いましょう。

ネズミモチなどと変な名前ですが、黒くなった実からそのような名前になったのでしょう。また樹肌はモチノキと似ているため、両方から由来したようです。

オリーブの木

地中海東部シリア原産。オリーブは実から油を搾り食用、アレッポの石鹸などの原料として6千年前ごろから栽培されており、人の手により栽培される一番古い植物の一つとされています。枝は古木になるほど固くまな板などに利用されます。葉は表面は濃緑、裏はシルバーグレーの細長い葉が小枝に対生に付きます。樹齢は100年を超えるものもあるくらいです。今回は柔らかい先端の部分を使用しました。

葉は水が落ちやすくあまりフラワーアレンジメントに向いていません。今回は樹の先端の柔らかい枝のみを使いました。

 

ライラック

香がよい小さな花を枝の先に円錐状に沢山つけます。冷涼を好み北海道などに多くみられます。切り花としては水揚げが難しく、うまく上がれば1週間楽しめますが、水が少ないと一晩で萎れてしまうデリケートなお花です。花房が付きすぎる時、葉が多すぎる場合は整理すると水も上がりやすくなります。

色は白、紫とピンクです。白のリラのウェディングブーケはエレガントで、いつか作ってみたいです。