Rosaceae

バラ マーロン

鮮やかなオレンジ色に目が行きます。今年のパントンのトレンドカラーは「ピーチファズ」オレンジのバリエーションですので、強めの橙色ですが今年の色として大いに利用したいと思います。入荷したマーロンは長さ約60㎝、茎も葉もしっかりしていてなんとなく強健そうな感じです。思った通り開花時はとても美しく花自体もパワフルでした。

水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めにナイフで切ります。初日はやや深水にしてタップリ水を吸わせ、その後は花の長さの半分くらいの水で管理しています。大きな花や葉になるほど水は吸いますので、気温の高い日が続けば水の減りかたも早くなります。

バラ ミッシェル

鮮やかななのですがどことなく品を感じる黄色です。艶やかな葉としっかりとした茎。レッスンで使う花の色は特に決めていなかったのでこのお花にしました。ミッシェルという名前、オバマと繋げたくなるようなイメージが浮かびました。第44代アメリカ合衆国大統領のファーストレディ、華やかさの中にも知的でクールな面を持ち合わせたオバマ夫人になぜか重なってしまいました。

ちょっとラウンドのアレンジメントにはサイズオーバーでしたが、運よく手にしたよいお花ですから大胆に思い切り使ってゆきましょう!

バラ ブルーオーシャン

外側はとても薄いベージュかかったくすんだモスグリーン、内側はピンクの複色。蕾の状態ではシックな色合いですが、最近はこの外側にあるようなくすみ系の色が流行しています。この何とも言えない外側の色が気に入り入荷しました。

非常に立派な個体で長いステムのままブーケにしています。水替えのたびにナイフで茎を深めの斜めに切り落としてください。一般のバラよりも少し長くお楽しみいただけると思います。

バラ エタンセルパフューメラ

開いていない状態の時はほぼオレンジなのですが、ほぐれてくると中心は黄色みを帯び、外側はややピンクがのってくるオレンジです。ちょっと説明に困る色合いですが、フランス語で「きらめく香り」という意味があり、香る品種です。丈が長かったのですが茎が弱くパッケージを外した時にすでにたわんでしまいました。花がしっかり重いという事なのですが、茎もしっかりしていると使いやすいです。。

 

バラ サムライ08

今の時期はバラの花がピークに差し掛かり、普段お値段の張る物でも手が届くようになります。サムライ08は咲き方が美しく、お手頃感もあり選択しました。

花を選ぶ時は、茎は太く葉がつややかで肉厚なものを選びましょう。ナイフ・鋏・花瓶はしっかり洗い消毒してから使います。水替えの時は茎は斜め切りにすると表面積が広がり水が吸いやすくなると思います。

バラ ブロッサムピンク

ブルーベースのクールなピンクです。母の日が近くなるとピンク色が気になります。蕾の内は中輪サイズのお花でしたが、しっかりと開いてそ見栄えのするお花でした。ウェディングブーケにもテーブルのセンターピースにも大活躍。とても使いやすいサイズとボリューム感でした。

モモの花/桃の木

3月3日の上巳の節句の為にオーダーを頂きました。大切に持ち帰ったのですがとてもデリケートでちょっと触っただけで花の蕾が落ちてしまいます。お正月に人気の枝物蝋梅同様かなり扱い難でフローリスト泣かせです。この日だけ市場で流通するため、私ですらびっくりするくらいのお値段でした。でもやはりお雛様の横には飾りたいお花ですから、見逃すわけにはいかないですよね。来年どうやって持ち帰るか早くも考えております。

バラ アイシャ

大きなヘッドに太い茎、そして艶やかな葉を持つバラを見つけました。このクオリティですがお値段がとてもお手頃。市場で伺った所エクアドルからの輸入との事。初回のブーケレッスンに入れるため試してみる事にしました。遠方からくる花はパッケージの中で蒸れが発生しやすいためよくよく確認しましたが、レッスンの次の日には手元に残した花がバサバサと散ってしまいました。花自体はとても良い物でしたが、距離を移動する間の気温変化での蒸れだと思います。生徒さんには平謝りでした。やはり安い物には落とし穴です。

ユキヤナギ 小雪

日本、中国西部原産。薄いピンク色もあります。春寒い時期から出回りますが、気温が低いとなかなか開花しませんので暖かいお部屋で楽しみましょう。小さい花ですが、一本についている枝数が多いため開花するとボリューミーになり素敵です。枝の間に春色の花を加えて飾ってみて下さい!フィラーとしてはコスパ抜群でレッスンではこの時期ヘビロテとなっています。

茎はとても固いです。枝切ばさみを用意し、茎を縦に割りをいれると水がりがよくなります。木槌で茎の先端を10㎝位たたく方法もありますが、その際は茎を洗ってから花瓶に入れましょう。