Rosaceae

コデマリ

枝物の部類ですのでやや水揚げが悪いですが、丁寧に処理すると一晩で先端まで水が上がります。もし元気がないようでしたら、もう一度茎を切るか木槌などで茎の先端を軽くたたき深水で管理して下さい。花も葉も沢山ついているため他の葉の代用にもなります。長い茎を利用して動きのあるアレンジメントやブーケにしてはいかがでしょう。

バラ スペード+

近々バラにも革命が起きてくると感じていましたが、予感は当たりです。店舗に納入した黄色いバラの 'スペード’ でしたが、常時暖房の効いたきわめて乾燥した環境で2週間経っても花瓶の中で生き残っていました。もちろんオーナー様のお手入れもありきの事ですが、素晴らしいです。また巡り合えたらリピ買いです。

生産者:大沢園芸 様

バラ ラプソディ+

エレガントで大変ノーブルなバラです。白バラの’ブルゴーニュ’と共にウェディングの注文品の余剰分でした。11月に使ったものより少し色目が濃く出ています。生徒さんもすぐにこのお花をピックアップしていましたほど美しい!

バラ スィートアヴァランシェ+

大輪で茎も立派です。かなりよい物でしたが外側のペタルに傷があり少しお安く買えました。ブーケに使うため傷んだ外側のペタルは外してしまいますので問題はありません。花を高く持ち上げるデザインですので首がしっかりしている事がとても大事でした。

購入時は花に痛みがないか、葉に白いスポットがないかよく確認してください。また萼が蕾にぴったりとついているものは咲きません。十分に下がっている事も選択のポイントです。もっとも最近はそんな未熟な花を出荷する所はなくなりましたが、海外からの輸入ものに限っては可能性も無きにあらずです。バラは花の中でも短命ですのでよい物を選ぶとそれだけ長持ちにつながります。以前冬の時期でしたが約一か月咲き続けたバラもありました。観察力もトレーニングしてゆきましょう。

バラ バニラカタニラ

黄色に近いクリーム色。蕾の段階からコロンと丸く、カップの内側にひらひらとした花びらが並ぶ丸弁ロゼット咲きという希少種で流通量はそれほどでもないようです。ふんわり優しい開き方でいろも春色。とても魅力的です。

カタニラという名前は、カトリーヌ(仏)キャサリン(英語)のスペイン語だそうです。オキツナーサリーさんのページにありました。

バラ ゾーイ

とても鮮やかなオレンジで目を捉えます。あまり大きすぎない中くらいのサイズですので使いやすいと思います。花びらのカールは強くなかなか開かないのですが、展開すると高さがなくなり横にボリュームが出ます。もう少し茎が太かったらと思いますが、レッスンではそれほど高いお値段は厳しいかなと思いお手頃ランクにいたしました。今回は短く使いますのでそれほどの影響はないと思います。一週間経ってもまだなかなか緩んでこないので、完全に開くのはもう少し先かなと思います。ちょっと楽しみなバラです。

 

バラ ジュミリア

葉も大きく茎もしっかり、花は白地にピンクの縁取りで、剣弁咲きより少し花びらの反り返りが少ない半剣弁咲き。’ジュミリア’の花は開きすぎず綺麗な姿を長くとどめるバラです。花の寿命も一般的なバラよりも長く感じます。もっとも生産者さんがとてもよく、こちらの方のバラで外れた事はありません。よく使わせていただいております。

ユキヤナギ 小雪

日本、中国西部原産。薄いピンク色もあります。春寒い時期から出回りますが、気温が低いとなかなか開花しませんので暖かいお部屋で楽しみましょう。小さい花ですが、一本についている枝数が多いため開花するとボリューミーになり素敵です。枝の間に春色の花を加えて飾ってみて下さい!ついつい季節先取りで目を奪われてしまうのですが、路地物で4月に咲くお花、12月はさすがに厳しかったかな。昨年もそんな事書いていましたので、来年はリストの見直しをしてから買い出しに行こうと思います。

茎はとても固いです。枝切ばさみで茎の先端を縦に割りをいれると水がりがよくなります。木槌で茎の先端を10㎝位たたく方法もありますが、その際は茎を洗ってから花瓶に入れましょう。