7月~8月

アストランチア マヨール ローマ

人参と同じセリ科に属します。この 'ローマ'は落ち着いた色ながらも、優しい明るめのピンクです。湿地を好みヨーロッパの山間の森などに広く分布。A.マキシマ、A.マヨールなどはお馴染みで、白い花を付ける A,マヨールのアルバ、赤い花のA.ムーランルージュ, 薄いピンクと白の上品なコンビネーションのA.ルビークラウドなども美しいです。

冬は一週間以上持ちます。付きすぎている小さな蕾はカットしてしまうと水分がそれだけ大きな花に集中してくれます。セリ科の花粉に弱い方はご注意ください。

Ref: https://hort.extension.wisc.edu/articles/astrantia-astrantia-major/

アンスリューム

脇役で使いたかったためあえて小さめの秋色を選びました。それでもアンスリュームはかなり目立つ存在です。ミックスカラーのバンチを購入したため、深いワインカラーもありましたが、いずれも品種名がありませんでした。購入時に確認漏れしてしまいましたが、品種名はぜひとも記入していただきたいです。

実際の花は中心部に小さく付き、色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼びます。葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。

冬でも入手可能なお花ですが暖かい場所がお気に入りです。

 

アンスリューム ザフィラ

小ぶりのザフィラですが存在感は十分あります。ブーケに使うため購入しました。エレガントの極みなのですが、可愛いイメージとのオーダーでしたので、この花にあるスィートな色合いで他の花と合わせました。アンスリウムはビジュアル的にも華があります。切り花としてはとても長く持つお花です。実際の花は中心部に小さく付き、色のついている部分・つやつやとしていて光沢のあるハートシェープの部分を仏炎苞(ぶつえんぽう・英語ではspathe)と呼びます。葉の一部、真ん中から突き出ているものが小花を密につけた肉穂花序(にくすいかじょ・英語ではspadix)と呼ばれます。

冬でも入手可能なお花ですが暖かい場所がお気に入りです。

ジュズサンゴ

鮮やかな赤い小さな実と少し紅葉した葉がとても美しい実物です。アメリカ南部、フロリダ、カリブ諸島や南米アルジェンチン パラグアイなど森の湿った土地に分布。ハーブでエディブル、染料としても利用されるとの事です。栽培されているものは農薬を使用されている可能性がありますので食用でない場合は絶対に食さないように。実は繊細に見えますがとても強く切り花としても長く楽しめます。踏みつけると真赤な液が出ます。すぐに水で湿らせたテッシュでふき取ってください。

ref: https://flowers.hasma.jp/family/petiveriaceae/

メラレウカ レボリューショングリーン

オーストラリア原産 11月~1月現地の夏に白く香る花をつける。蜜が多く鳥も好む植物。成長が早く頻繁にカットして形を整える必要があります。
切り花としては水揚げはあまりよくなく、長いままで使うよりも短くカットしたほうが良いです。枝は太すぎずエレガントで長く使いたかったです。
 

ref: https://www.gardensonline.com.au/gardenshed/plantfinder/show_1368.aspx

ref: https://www.jataff.or.jp/hana/myrtaceae/index.html#7

ヒマワリ/ヘリアンサス ビンセントオレンジ

真夏のイメージがある向日葵ですが、秋深くなっても関東地方では咲いています。レモンイエロー、カボチャ色、茶色に複色がありサイズも様々。やはり小さいほうがアレンジメントには使いやすいです。ぱっと見てわかるお花、インパクトも出ますし、子供たちにも人気ですので、ハロウィンのアレンジメントに使ってみました。北米原産、種は可食ですしまた種から絞られたオイルはサンフラワーオイルです。

ジニア

和名は百日草。暑い季節から秋ごろまで長く咲く花です。鮮やかな赤やオレンジから白に優しいピンクまで色も豊富でサイズも様々。ナチュラルテーストにしたい場合はぴったりの花材です。ジニアエレガンスなど八重咲や、鮮やかなオレンジに模様が入るメキシコヒャクニチソウ、葉が細いリネアリスなどがあります。

キク科ですので花粉が飛びます。過敏症の方は季節を問わず注意が必要です。

ガイラルディア

とても野草的でワイルドな趣の花です。米国のオレゴン州、ユタ州やコロラド州の乾燥した土地に広く分布。使用した時の気温にもよるのかもしれませんが、今回も日持ちはしませんでした。今月のアレンジメントは草花を中心にしたものでしたので、ナチュラルな雰囲気の物が欲しかったのですが、自分が使う頃にはすべてアウト!残念です。

Ref: https://www.wildflower.org/plants/result.php?id_plant=gaar
写真 https://www.wildflower.org/gallery/species.php?id_plant=gaar

リモニウム 旭

ひと昔前はスターチスとよんでいましたが、現在はリモニウムと呼ばれています。萼片に色があり、ドライになっても色は褪せずに残ります。夏から初秋の花ですので、水が多いと茎がぬめりますので、できるだけ少な目に管理しましょう。旭という品種、とても上品なピーチが目をとらえました。