ピンク

花の色 ピンク

シンピジューム メロンパンナ 

ネパール、ミヤンマーや中国の山岳部の冷涼なエリアが原産です。春に花をつける春蘭の仲間で、一年中入手できますが、初冬から本領発揮する花です。優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きお正月に用意したいお花の一つです。花が多く付きすぎていると水の上りが悪く難しい時があります。ファレノやシンピジュウムなど立派なラン程花が多く付き水揚げが悪いものです。万が一花が萎れてきてしまった場合は、下の花数個を切り落とし、思い切って短く茎をカットしてください。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

徳島県が日本一の生産地です。ref: シンピジューム

野バラの実

小さな野バラの実は秋口から出回り初冬まであります。ちょっと何か足りないとき素敵な赤で応援してくれます。ドライになっても色はほぼこのままですのでクリスマスリースやスワッグ、ブーケにもアレンジにも万能で活躍してくれます。

ワックスフラワー ジュピター

オーストラリア西部原産。現地では4mにも達します。小花ですがちょっとワイルド感がありナチュラルな枝ものなどによく合います。uncinatumはラテン語で「引っかかる」という意味で、細い葉が絡まりどこかに引っかかりやすい事からとの事です。また蕾がつややかでまるでワックスがかかっているような花からワックスフラワーともよばれます。花びらはシングルかダブル、白、ピンク、ベージュ、そして最近は黄色などもあります。しっかりと水揚げすれば10日は長持ちしてくれます。南半球からの輸入のため夏の間は入手できませんが、秋から春まではちょうど現地が暖かくなるためクリスマス時期はとても重宝してくれます。独特の匂いがありますが、それも魅力と感じます。
 

リンドウ しなやかハイジ

9月に入荷したリンドウとあまりにも似ていました。偶然ですがこのピンク色を選んでしまったようです。

リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

竜胆の種類 http://ashiro-rindo.com/rindo_kaikaziki.pdf

 

センニチコウ

真夏に咲き続け、サルスベリ(百日紅)よりさらに長い千日を経ってもその色が褪せない事からセンニチコウと呼ばれています。南米のガテマラの原産。赤、ショッキングピンク、白など彩度の強い色が特徴の花です。この色鮮やかな部分は苞と呼ばれ葉に当たります。実際の花はその間にある小さな黄色い所です。尚、オレンジの苞にクリーム色の花を咲かせる種類はキバナセンニチコウ・センニチソウとよばれ、背丈約80㎝で一般のセンニチコウの品種より少し大きめ、そして原産地も北米です。エディブルではありますが、花屋が扱うセンニチコウは害虫消毒をしている可能性がありますので食さないようにして下さい。

センニチコウやアマランサスなどのヒユ科の植物は真夏の暑い季節に咲き続けるのですが、切り花になると、暑さが残る時期はとても傷みやすく一日で水が濁ります。気温がしっかりと落ち着いた頃からの利用が望ましいです。色鮮やかなのでドライフラワーで楽しむ方法もあります。お試し下さい!

 

ワレモコウ

こんなピンクの可愛い色のワレモコウです。野草パックに入っていました。もしかしたらこれが花のついている時で、茶色に変る前かもしれません。

ワレモコウ、夏の終わりから秋にかけて出回ります。日持ちは約1週間。茎はこまめに切り戻してをかけて下さい。ドライフラワーでも楽しめますので、最初から水に入れずにふんわりと空間に置いて飾るのもよいかもしれません。バラ科なんて想像つきますか? 茎を見てなんとなくという感じです。
エピソード
Sanguisorba ラテン語で血sanguisと吸うsorbeoに由来しofficinalis は薬用に利用できるという事です。止血薬として用いられていたようです。

Ref https://www.pharm.or.jp/flowers/post_15.html

リンドウ 夢ハイジ

ピンクのリンドウです。赤味を多く含む紫というのが正解でしょうか。50㎝の小さなサイズで、ご家庭の普段使いにとてもハンディです。最近は様々な色のリンドウを目にしますのでいろいろ試してみたいと思います。

リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長い茎を切り分けてアレンジメントにいれてもよし、長さを生かしてグルーピングして花瓶に入れるのも良しで万能です。花もちもよく花が終われば、つぼまった状態で茎に残るため花瓶の周りを汚すこともなく、そのままほったらかしでも大丈夫です。

竜胆の種類 http://ashiro-rindo.com/rindo_kaikaziki.pdf

 

 

デンファレ ミスティーン

花弁の先端に向けてピンクが濃くなってゆくエレガントなデンファレです。花付きもよく茎も十分しっかりしていました。タイからの輸入品です。個体差が大きく、5日でダメになってしまったのもあれば切り戻しをかけながら2週間美しく咲いている花もあります。毎日の水替えそして茎の切り戻しはこの時期は花を扱う私たちのお約束です!

蕾が早い段階で黄色く変色してしまった場合は咲きませんので茎ごと切り落としてしまいましょう。蕾だけ切り落としても先端に水が行き渡っっていないため茎もすぐに痛んできます。悪い部分はさっさと切落し今ある花を楽しむようにして下さい。

プロテア コルダータ

南アフリカ先端ケープの西側の木のバークが沢山ある所や岩場に生えるヤマモガシ科(プロテア)の植物です。ハートの形をしている葉はコルダータと呼ばれ、この葉も該当しています。ザラザラした触感でまさにプロテアの葉そのものです。若い葉は美しい紅色でやや柔らかくちょっと扱いにくいのですが、成長するにつれモスグリーンの肉厚のしっかりとした葉になります。10日もすると形を保ったまま茶色の美しいドライとなります。このまま秋まで取っておきたくなるくらい綺麗です!花は小さなピンク色、プロテアの形をしています。
Ref: http://pza.sanbi.org/protea-cordata