花の色 橙 オレンジ

アニゴザントス/カンガルーポー

花は産毛で覆われており独特なテクスチャーです。オーストラリア西部原産で地下茎を持つ植物です。花は管状/筒状でチューブが枝から直接ぶら下がっているようです。横から見るとカンガルーの前足のようにもとらえられ 'kangaroo paw’ と呼ばれるようになったようです。枝の長さも十分にありますので、ブーケにもアレンジメントにも使えます。乾燥にも寒さにも耐えられるとの事ですので、もしかしたら庭に植えられるかもしれません。ポピュラーな色は黄色ですが、外側が黒、内側がグリーン、赤やピンク、あるいはグリーン等も見たことがあります。今回はゴールドにしぶいオレンジがかかる、秋後半にはぴったりな色です。

アルストロメリア

まだ試作品との事で花の名前がありませんが、かなりよいと思います。茎は真っすぐで申し分ないくらいに太く、茎の先端から散形花序の部分も長く、アレンジメントにも小さなブーケにも使いました。まだ一週間目ですが花はとても元気です。

散形花序、頭頂で5つから7つに分かれひらひらとしたデリケートな花が咲きます。本来は春の花ですが流通は通年で、切り花としては季節に関係なく開花期間が長く、とても楽しめます。雄蕊は花が完全に開ききってしまったころに取り除くと水替えの時など服につく心配がありません。

 

ワックスフラワー テラコッタ 染め

テラコッタ、いわゆるくすんだオレンジ色に染められたワックスフラワーです。水にも少し色が出ますが気にならないレベルです。素敵な色でしたので、この季節にはぴったり! どのアレンジメントに入れてもしっくりときました。香りはほとんどありません。水揚げも悪くよい状態はあまり長続きしませんでした。何度か茎を大きく斜めにかっとして水をキープしようとしましたが残念でした。

オーストラリア西部原産原産、蕾の状態がまるでワックスがかかっているようにテカテカしている事からワックスフラワーと呼ばれています。

現地では4mにも達します。小花ですがちょっとワイルド感がありナチュラルな枝ものなどによく合います。uncinatumはラテン語で「引っかかる」という意味で、細い葉が絡まりどこかに引っかかりやすい事からとの事です。花びらはシングルかダブル、白、ピンク、ベージュ、そして最近は黄色などもあります。しっかりと水揚げすれば10日は長持ちしてくれます。南半球からの輸入のため夏の間は入手できませんが、秋から春まではちょうど現地が暖かくなるためクリスマス時期はとても重宝してくれます。独特の匂いがありますが、それも魅力と感じます。

カラー キャプテンブルネロ

入手したのは秋ですが、もともとは春から初夏にかけて咲きます。今は一年中栽培されており、それだけ需要が多いという事です。カラーは今頃からが使いやすく、国産の良質な花が出回るのも嬉しいです。

すらっとした茎が特徴でウエディングに人気の花です。茎が少し柔らかめですが、ご家庭で花瓶に入れるのでしたら問題ありません。切り戻しをかければとても長持ちしてくれます。ただしカラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃、もし水がすぐ汚れるようでしたらすべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

今回はアレンジメントに使いました。茎がフォームに刺さりにくい場合は一度枝などで穴をあけ、そこにさしこむようにすると安定します。

カラー(海芋)の種類 http://fdb.jp/hidaka/node/120

ラナンキュラス ディーニュ

毎年11月になるとラナンキュラスがボチボチ出てきます。しかしちょっと早い気がしています。大好きな花ですので入れてみましたが、今年はまだ最高気温21℃もあり、水があがると同時に満開状態!やっぱりもう少し遅い時期のほうがよろしいようです。

水につかる部分の葉は全部カットし、しっかりと水揚げ。その後は茎を切り戻すだけ。水の温度注意です。

 

ジニア

和名は百日草。暑い季節から秋ごろまで長く咲く花です。鮮やかな赤やオレンジから白に優しいピンクまで色も豊富でサイズも様々。ナチュラルテーストにしたい場合はぴったりの花材です。ジニアエレガンスなど八重咲や、鮮やかなオレンジに模様が入るメキシコヒャクニチソウ、葉が細いリネアリスなどがあります。

キク科ですので花粉が飛びます。過敏症の方は季節を問わず注意が必要です。

スプレーマム ファイヤーボール

深いオレンジ色のスプレーマム。花の形はまん丸く、ピンポンとかポンポン(pompomー英)マムなどと呼ばれます。一輪菊(一本の茎から一つの花)にもピンポンタイプがあり、通常大きなサイズです。マムは一年中入手が可能ですが、やはり秋が旬のお花です。葉が多い場合は少し整理して水揚してください。水替えの時に茎を切り戻をするとよいです。

スプレータイプの花は大きな花や葉の間に入れ、空間を埋めるつなぎとして使います。色も豊富で価格もお手頃ですので、フラワーアレンジメントにはいつも活躍です。ただしこちらのファイヤーボールは相当なお値段でした。もちろんその分納得のハイクオリティ。かなり長くお楽しみいただけると思います。

バラ チェリーブランディ

オランダで使った事のある思い出のバラです。とても素敵なオレンジ色でこの季節のどんな植物にもマッチすると言ってもいいとおもいます。

四季咲なのか秋だけ咲くのかちょっとわかりませんが、私は必ず秋に買っているようです。バラの棘を取るときは絶対に茎を傷めないように!また水替えをする都度切り戻しが必要です。よいバラの棘とり販売しています。