花の色 緑

スプレーカーネーション ジェイド

スプレータイプの薄いグリーンのカーネーションです。ヘッドも必ず4つと多く開いた形もとても綺麗です。枝分かれも深く使いやすいです。ただちょっと今回の生産者さんのモノは枝分かれした上部の茎が弱い!もうひと頑張りしてください。ダイアンサスの性質上かなり長く咲きます。この点が改善されればかなりいいです。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。夏の時期は水が濁りやすいので、花瓶をきれいに洗い、茎もこまめに切り戻しをかけましょう。鋏は次回の為に都度消毒です。

 

セイヨウテマリカンボク/ビバーナム・スノーボール

いつもは5月位に使うお花ですが、もう市場には並んでいますと昨年書いていました。もう2月の出荷は定番になりつつあります。小さな枝でしたが地産地消はやはり強く、リビングに置いてもゆっくりと開花し10日間以上楽しませてくれました。今の時期はどの花も長持ちしますのでその分のお値段と捉えています。

流通名はビバーナム・スノーボール。こんもりと花が密集して若枝の先につきます。蕾の状態はライムグリーン、開花が進むと白になります。ガマズミ属の植物の花は白やピンクが多く香る物もあります。花が終わると赤い実をつけます。しかしこちらのV.ロゼウムに関しては実はつきません。ブーケなどにいれるとふわふわと揺れ爽やかなライムグリーンの色と共に初夏を感じさせるお花です。水揚げがやや難ですが、上がれば長持ちしてくれます。小さな花は茎が柔らかくアレンジメントには扱いにくいです。

清潔なナイフでシャープに切り込み、花瓶の水を替える時にさらに切り戻しをして楽しんで下さい。クロンキスト体系等の旧分類ではスイカズラ科に属していました。

シンピジウム/シンピジューム アバンセ

お正月用として必ず入れるお花はこちらです。インド、ネパール、中国などをまたぐヒマラヤの高山地約1000mくらいの場所が原産の物と台湾など比較的暖かい場所の原産の物両方があります。ハイブリッドですので良いとこどりで寒さや高湿度に強い品種が多いです。お正月はお値段相当厳しかったので長さで妥協しました。

優しい香りも楽しめる品種が多く、アレンジにも活け込みにも向きます。ファレノやシンピジュウム、ヴァンダなどの蘭類は大きな花が多く水あげも時間がかかるものです。花に元気がなくなってしまった場合は、下のフロレット数個を切り落とし、丈も短めにすると元気が出てきます。消毒したナイフで大きく斜めに切ると表面積が広がり水上りも早くなります。

マム/一輪菊 アナスターシャ グリーン

スパイダー咲きの緑の菊 名前がついていなかったのですが咲きかたは’アナスターシャ’だと思います。間違っていたらごめんなさい。水があがると美しく広がり、ここ数年人気のお花です。ライムグリーンはアレンジメントや花束を明るくする効果がありますので、濃いグリーンの枝物を使う時はとてもきれいに仕上がります。

マム/一輪菊 シベリア

中心部がライムグリーン、外側に向かってピュアーホワイトのピンポンマムです。秋のお花のマムは中国原産、ハイブリッドが進み多くの種類が出回っています。白は赤と合わせてお正月の華やかな場でもまた悲しみのお花としても活躍してくれる万能さがありがたいです。今年は全体的に少し茎が細いものが多かったです。首元までしっかりしていると安心感があります。最近は海外からの輸入も多いのですが、やはり地産地消にこだわりなるべく国産の生産者さんを応援したいと思います。

サルトリイバラ/サンキライ

晩秋から初冬にかけて美しく赤い実をつけるサルトリイバラ/サンキライ。良質な物でしたら1か月も2か月も赤い実のままでドライになります。棘が痛いのであまり使わなかったのですが久々によいお品を手の届く範囲のお値段で見つけましたので購入しました。雌雄異株 春に花をつけ夏に青い実のまま出回ります。それはそれで美しいですよ。

 

ノリウツギ/ピラミッドアジサイ ライムライト

ノリウツギという円錐に咲く紫陽花です。一般のアジサイより遅く咲き、夏から秋口にかけての開花となります。おそらく今の時期(11月)はクラシックタイプの分類となり、本来の花の部分は早くに落ちてしまい萼片の色が残ったままで樹についている花です。アジサイは水落しやすい花ですが最初の水揚げと途中の手入れでかなり長く楽しめます。

  • 水につかってしまう部分の葉を取り除く。
  • 花瓶の水の量はやや多めで花の茎が半分以上つかる状態を保つ。
  • 2-3日に1度ずつ茎を切り戻す。茎の先端に縦に切り目を入れてもいいです。

*紫陽花フレッシュとクラシックタイプの違い
春先から初夏にかけ、しっかりと成長し色が出てきた時の花をフレッシュと呼びます。そのままのにしているとやがて落ち着いた色に変化してきます。その時の花をクラシック・ハイドランジアと呼んでいます。アジサイは樹についている時間が長いほど、切り花にしたときにも長持ちです。

トルコキキョウ ボヤージュライトシャンパン

八重咲きのボヤージュシリーズの一つです。シャンパンという名にふさわしく、ライムグリーン、ライトピンク、ライトページュと様々な色が見られ、フリンジの入り方にも上品さが漂います。気温が落ち着いてきましたので花持ちは約一週間くらいとしましたが、個体にもよります。