花の色 白

スプレーカーネーション ラフィーネ ピア

これほどまでに小さなスプレーカーネーションは使った事がありません。蕾がぎっしりついていましたので、アレンジメントの目的で購入、重たくしたくなかったので水あげの段階であまりにも小さい蕾は整理しましたが、すべて開花するとの事です。白地に紫の絞りが入る素敵なカーネーションです。暑い日々が続いているのにも関わらず一週間以上綺麗に咲いていてくれます。

スプレータイプのカーネーションは花と花を繋ぐ役目があり、アレンジメントには切り分けて使えとても重宝するお花です。

茎は節と節の間で斜めに切りましょう。先端につきすぎている蕾を落とすとすっきりして使いやすくなります。エチレンガスに弱いため、果物のそばには絶対に置かない事。アレンジメントに傷んだ花や葉がある場合は即処分してお手入れしましょう。

ーお知らせー

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カラー スノーストーム

白いカラー、やはり明度が一番高い白は目を惹きます。赤のカラーを手にしていましたが、あまりにも美しかったのでこちらも一緒に持ち帰りました。約一週間、夏日の気温にもかかわらず水も汚さず持ってくれました。白のカラーでよく使う品種は'クリスタルブラッシュ'で、茎には柔軟性があり曲げたデザインにも対応できます。ですが'スノーストーム'は曲げずにこのまま使うほうがよさそうです。

カラーはアンスリュームと同じサトイモ科で、花のように見えているのは苞で仏炎苞とよばれます。花は中心の棒状のもので肉穂花序と呼ばれます。

カラーは数十本に1本か2本は弱い物があります。気温が高くなる頃もし水がすぐ汚れるようでしたら、すべての茎を点検して下さい。水がぬるくなるととろけてしまう場合もありますので早期に発見し、残念ですが処分です。どの花のメインテにも言える事ですが、花瓶とハサミはいつもきれいにしバクテリアの発生を少しでも抑えましょう。

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カンパニュラ チャンピオンピンク

カンパニュラは5月頃から出回りだし6月中旬まで見られるお花です。ベル状のやや大き目な花が穂にほどよい間隔で付くため、どこか涼し気です。蒸し暑さを感じる梅雨時にはぴったりかと思います。気温が高くても湿度があってもやっぱり一週間は長持ちしてくれますのでありがたいですね。

フランス南部からイタリアにかけてが原産地だそうです。最近は四季咲の庭の花として人気で種が出回っています。色は白系、ピンクに紫、濃い紫色もあります。広い庭が欲しいですね! 他の花同様水に浸かる葉はすべて取り除き、茎を斜めに切ってください。お水を取り替えるたびに切り戻しをかけましょう。

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モルセラ/カイガラソウ

一本の長い穂にライムグリーンの平べったいカイガラのような形をした苞が密集して付く姿です。花は中心部にリップがある白い部分です。一年草で園芸種との事で初夏から夏にかけて見かけます。通常は50cmから70㎝位の大型の花ですが、サイズ30㎝のかなり小ぶりな物を見つけました。ライムグリーンの花が欲しかったので入荷しましたが、大きな物と比べると弱く長持ちはしませんでした。

ref: https://mikawanoyasou.org/data/kaigarasou.htm

ref: https://www.hana300.com/moruse.html 花言葉

 

レースフラワー ダウカス

細かいレースのような花のため、レースフラワーと呼ばれています。色は白、ピンクに深いワインレッドと様々です。レースフラワー アみより花は密集して付きます。イギリスなどヨーロッパ北部から地中海あたりが原産。北米やアジアにも広く分布が見られます。現地ではこぼれ種で増えるため雑草扱いです。冷涼を好み暑さが苦手。梅雨の今が使い時と判断しました。セリ科の為花粉症がある方はご注意下さい。

 

タラスピオファリム / 西洋ナズナ

5月に続きリピ買いしているのがこの草です。もう花も終わりすっかりと実物となっている今頃は、花粉も飛ばないためとても使いやすいグリーンです。ペンペン草などと呼ばれどこにでも生える雑草ですが、花屋で扱うのは栽培されているものです。そのため細くてもかなり日持ちします。ブーケやアレンジメントにフィラー(空間を埋めるための花)で使うと、やわらかな雰囲気になります。小さな白い花が咲いている場合がありますが、日が経つとその花もいつの間にか小さな実になっていたりします。長く形を保ってくれるため重宝しますのでお勧めです。

アブラナ科でマスタードと同じ部類との事ですが、農薬を使っている可能性があるため食べないほうが無難です。ヨーロッパ原産、比較的冷涼な気候を好みますが、出回る頃は春か初夏、水切れさえしなければ問題ありません。尚、アブラナ科にアレルギーのある方は気を付けましょう。花が咲けば当然花粉も飛びます。

ナズナについて素晴らしい記事を見つけました。名前の由来、七草の事、歌人に読まれた句や花言葉など
https://www.543life.com/content/shun/post20230124.html?srsltid=AfmBOorq7P-OxJN0eOzLXELdy_l7aP65fvGRaI5AtLEUxpMbL4PQbnmr

シャクヤク 白妙

5月も中旬となると気候がよくなり芍薬が出回ります。サイズも大きくいろいろと種類はあるのですが、やはり豪華なお花です。5日から一週間咲いている時はとても美しく季節を感じるお花の一つではないでしょうか。お配り用の花としてご用意しております。蕾の硬い物もありましたがいかがでしたでしょう?次回お目にかかった時に様子をお伺いさせてください。

芍薬も茎が長く花にもボリュームがあるため水揚げが難しい植物です。私は蕾の時に色が出ていて少し開きかけた花を買い、かならず深水で水あげをします。葉が多く付いている場合は水につかる部分を処理し、湿らせた新聞紙にくるんで水あげをするのもよいです。また茎を炭化するまで焼きすぐに水につける方法や化学処理もありますが、新鮮なものは特別な処理は必要ありません。

スカビオサ フエゴベルデ

花持ちも抜群によく脱帽です!S. 'フエゴベルデ'は生産者様のオリジナル品種との事です。大変ユニークな花姿で、真ん中から一本さらに茎が伸びて小さな花が付きます。たくましさがありなかなか楽しいと感じます。スカビオサ自体は夏の花ですが、暑さに弱いため日本では一般的に晩秋から春頃まで流通があります。

地中海 ユーラシアの温帯から亜寒帯 アフリカ北部 西アジアにも分布。冷涼で水はけのよい土地を好みます。現地では夏の花で日本の湿気は特に苦手で秋から冬の利用がお勧めです。最近は一年中栽培され季節感がなくなってきました。茎がとても長いため高めにポジショニングもできます。ブーケに入れるとどことなくワイルド感もありナチュラル感を求めるにはとてもいい花材です。アレンジメントでは花と花をつなぐトランジショナルとして活躍します。でもちょっと目立つお花ですので注意しましょう。

生産者:千葉県 青木園芸様

ref: https://otakaki.co.jp/live/

タラスピオファリム / 西洋ナズナ

ペンペン草などと呼ばれどこにでも生える雑草ですが、花屋で扱うのは栽培されているものです。そのため細くてもかなり日持ちします。ブーケやアレンジメントにフィラー(空間を埋めるための花)で使うと、やわらかな雰囲気になります。小さな白い花が咲いていますが、日が経つとその花もいつの間にか小さな実になっていたりします。長く形を保ってくれるため重宝しますのでお勧めです。

アブラナ科でマスタードと同じ部類との事ですが、農薬を使っている可能性があるため食べないほうが無難です。ヨーロッパ原産、比較的冷涼な気候を好みますが、出回る頃は春か初夏、水切れさえしなければ問題ありません。尚、アブラナ科にアレルギーのある方は気を付けましょう。花が咲けば当然花粉も飛びます。

ナズナについて素晴らしい記事を見つけました。名前の由来、七草の事、歌人に読まれた句や花言葉など
https://www.543life.com/content/shun/post20230124.html?srsltid=AfmBOorq7P-OxJN0eOzLXELdy_l7aP65fvGRaI5AtLEUxpMbL4PQbnmr

カスミソウ ベールスター

'ベールスター'はカスミソウの中でももっとも流通量が多いそうです。今回はちょっと小ぶりの花でしたが、枝分かれも深く使いやすいと思いました。空間を埋める花=フィラーとして大活躍です。カスミソウは繊細と思われている方が多いのですが、実際はそのイメージを大きく覆すほど丈夫です。原産地は西アジアから東ヨーロッパ、比較的涼しいエリアで育ちます。当然のごとく気候、特に湿度も少ない秋口から本領発揮です。5月はお天気を調べてから購入のほうが良いかもしれません。実際購入して4日目にとても暑い日が2日ほど続きました。やはり暑さは苦手です。