クリスマスはアドヴェンツリースやドアリース、スワッグなどが有名ですが、イギリスではキッシングボールという飾りもあります。この中には小さなキリスト像が隠されているというストーリーがあり、枝を丸めたものから香り良いハーブを使った物、そして次第にクリスマスの時期に出回る針葉樹を使用する今のスタイルに変化してきました。比較的簡単な飾りでどなたにもお楽しみいただけます。今年はちょっと目先の変わったクリスマス飾りを一緒に作ってみませんか? 香りよい針葉樹を使いますので、心までリフレッシュできますよ。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
開催日: 2025年12月13日(土曜日)・14日(日曜日)
開始時間:13:45-
料金:6,600円 (税込)
お問合せ:info@act-flower.com
持ち物:お持ち帰りの袋 ハンドタオル 花ばさみ(ご購入もレンタルも可能です)
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<Kissing Ball>
キッシングボールとは中世のイギリスで流行したクリスマス飾りの一つで、針葉樹で丸く形成され紐で家の出入り口に吊るされます。当時は幼子イエスキリストがこのボールの中に入っているとされ、この聖なる枝の飾り物の下を通る誰しもが祝福され良い知らせを受け取る事ができると信じられていました。
17世紀になると新教徒たちは、ペーガンの風習が色濃く残るこの風習をさけ、キッシングボールを飾る習慣はすたれてしまいました。ですがビクトリアン時代に復活し、中心部にはジャガイモやらリンゴなどが利用され、ハーブなど香りのする植物が針葉樹に取って代わりました。ビクトリアン時代はハーブや花の持つ意味での隠語での通信が盛んで、キッシングボールにもラヴェンダー、ローズマリ、タイムやヤドリギなど、'愛と献身'という意味を持つ植物で作られました。とても贅沢でお洒落なキッシングボールであったと想像します。植物の花言葉から 'キッシングボール/kissing ball' と呼ばれるようになったようです。